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ブログ メタボリックシンドローム: 2019年6月

心得4 「血圧130で病気」なんてありえない ~数値だけ見て、「病気」と信じてはいけない~

今回は「血圧130で病気なんてありえない」というテーマです。





日本には、高血圧患者が4000万人、高コレステロール血症(高脂血症)が
3000万人と大変な数の「病人」がいることになっています。


高血圧や高コレステロール血症には「基準値」と呼ばれるものがあり、
「この数値以上になったら病気」と診断する数値です。


血圧は最高血圧140mmHg、最低血圧90mmHgが基準値とされていて、
それ以上は高脂血症とされています。

この基準値は病気ごとの専門学会が作っているのですが、
特に根拠なく数値が決められているというのです。



特に高血圧の基準値は大きく変化しています。
1998年の厚生省全国調査の基準値は160/90以上でした。

ところが、2000年にはっきりとした理由なく140/90に引き下げられました。
1998年の基準値を当てはめると高血圧の日本人は1600万人、
それが新基準では3700万人もが高血圧に該当してしまいました。

さらに2008年に始まったメタボ健診では、19~64歳までで糖尿病や
腎臓病を合併している場合、血圧130/80以上が治療目標となりました。



年をとると動脈も老化して硬くなり、血液を送る力が衰えてきます。
すると、身体は隅々まで血液を送るために血圧を上げようとします。

フィンランドで75~85歳までの「降圧剤を飲まない」男女521人の経過を
見た調査では、80歳以上のグループでは最高血圧が180以上の人たちの
生存率が最も高く、最高血圧140を切った人たちの生存率はガクンと
下がっていたという結果が出ました。

しかし、日本では最高血圧130で「病気」とされ、薬によって血圧を
下げさせられているのです。


ここでの大事なことは、「検査の数値だけを見るのではなく、
自身の身体を
信じる」
ということです。




<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム


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