月別 アーカイブ

HOME > ブログ > アーカイブ > もう、がんでは死なない: 2021年12月

ブログ もう、がんでは死なない: 2021年12月

ガンの性質の違い

今回は「ガンの性質の違い」というテーマです。

 

 

 

ガンの性質については、そのケースによって異なります。

一概に「ガン」と診断されても、

●他の臓器に転移するもの、転移できないもの

●周囲の組織や臓器に浸潤するもの、できないもの

●ガン細胞の分裂が速いもの、ゆっくりなもの

といったように性質が違うのです。

 

このように性質が異なるのは、個々のケースでガン細胞が持つ「変異遺伝子」の組み合わせが異なるからです。

 

そして、ガン細胞が分裂していくとき、「変異遺伝子」の組み合わせは(子孫の細胞に)受け継がれていくので、一度獲得した性質は変わりません。

 

例えば、転移できない性質であれば、細胞分裂を、重ねていっても、最後まで転移できないことになります。

 

なお、性質が異なるものが全て「ガン」とされているのは、性質の違いを診断する方法がないからです。




<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠


医療は発ガン率を上昇させる?

今回は「医療は発ガン率を上昇させる?」

 

 

 

医療の進歩により、様々な治療法が確立されてきました。

 

しかし、治療行為の中には「変異遺伝子」を生み出し、「発ガン率」を上昇させるものがあるのです。

 

そして、発ガン率が高いのは種々の「ガン治療」行為によるものです。

 

例えば、「抗ガン剤」の多くは遺伝子を傷つけることにより、「ガン細胞」をやっつけようとしますが、同時に「正常細胞」の遺伝子をも傷つけてしまい、「変異遺伝子」を生み出してしまうのです。

 

そのため、患者さんが(ガンや治療によって死なずに)生き続けると、発ガン率が上昇します。

 

そして、抗ガン剤は全身くまなく行き渡るため、どの部位に「ガン」が出来ても不思議ではありません。

 

 

また、放射線治療も(患者さんが生き続ければ)「発ガン」の原因となり、「放射線発ガン」とか「放射線誘発ガン」などと呼ばれます。

 

発ガンする部位は放射線をかけた範囲とその周辺に限られますが、遺伝子を傷つける力は(抗ガン剤より)強いので、発ガンの可能性はかなり高いと言えるでしょう。




<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠


ガンになる人とならない人

今回は「ガンになる人とならない人」というテーマです。

 

 

 

世の中にはガンにならない人もいれば、なる人もいます。

その違いは何なのでしょうか?

 

それは、変異遺伝子が生じる「原因」によって説明することができ、原因は3つあります。

 

 

原因①「遺伝」

両親から受け継いだ遺伝子の中に「ガン化」を起こしやすい変異遺伝子が紛れ込んでいることがあるのです。

 
 

原因②「環境や生活習慣」

環境中にある「放射線」や「農薬」、排気ガスなどの「大気汚染物質」、生活習慣である「喫煙」などの影響で遺伝子が傷つき「変異遺伝子」が生まれるのです。

これらを「発ガン物質」と呼びます。

 

また、意外かと思われますが、種々の医療行為や「サプリメント」なども「発ガン物質」になり得ます。

有名な例を挙げると、CT検査などで用いられる「放射線」と「抗ガン剤」です。


 

原因③「遺伝子の複写ミス」

身体の各細胞に備わる(2万個からなる)「遺伝子のセット」は細胞が分裂する時にコピー(複写)され、2つ生じる「娘細胞」のそれぞれに受け渡されます。

この遺伝子セットがコピーされるときに「複写ミス」が起きやすく、「変異遺伝子」が生じるのです。





<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠


1

« もう、がんでは死なない: 2021年11月 | メインページ | アーカイブ | もう、がんでは死なない: 2022年1月 »

きばこ酵素風呂

お電話でご予約下さい!

045-306-9874

住所
神奈川県横浜市港北区鳥山町387-2
定休日
不定休
営業時間
11:00~最終入酵 18:00
(短縮営業日あり)
*詳しくは『営業カレンダー』をご覧下さい

このページのトップへ
このページのトップへ