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ブログ もう、がんでは死なない: 2022年5月

ガンの原因:生活習慣②食事

今回は「ガンの原因:生活習慣食事」というテーマです。

 

 
 

日々の食材の中に、微量の「発ガン物質」(遺伝子を変異させる物質)が含まれている可能性は否定できません。

そうかといって、人は食事をしなければ生きてはいけない。

 

 

では、どうするか?

 

避けるべきは「偏食」です。

特定の食材を日々、大量に摂るともし発ガン物質が含まれていた場合、影響が大きいからです。

 

例えば、肉食です。

米国には肉を沢山食べている人は、ガン死亡率や総死亡率が高くなった、という研究があります。

また、ソーセージやハムを大量に食べると膵臓ガンが増えるという調査結果もあります。

 

しかし、どの研究もその質に問題があり、本当にガン死亡が増えるかどうかはいまだ不明である、という意見もあります。

 
 

一昔前、国立がんセンターが「おこげ」を食べるなと言いだしました。

おこげを食べると胃ガンが増えるというのです。

 

しかし、これはネズミの実験でのことで、人間に換算してみると毎日丼一杯のおこげを数十年間、食べ続けることに相当するようです。

国立がんセンターはその後、この主張を引っ込めています。

 

結局、ひとつの食材に偏るのではなく、米・パン・肉・魚・卵・野菜など色々な食材をバランス良く十分な量を摂っていれば、食材の面からはガンは恐れるに足らずだと思います。

 




<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠

ガンの原因:生活習慣①タバコとお酒

今回は「ガンの原因:生活習慣タバコとお酒」というテーマです。

 

 

 

日常生活における最大の「発ガン因子」はタバコです。

肺ガンだけでなく、胃ガン、食道ガン、膵臓ガン、膀胱ガンなど、様々な臓器の発ガン率を上昇させてきました。

ところが近年、肺ガンによる死亡率が減少に転じているのです(高齢化の影響を除去する「年齢調整死亡率」で見た場合)

 

死亡率の減少は男性で顕著です。

男性はもともと喫煙者が多く、肺ガン死亡率も高かったのですが、近年は禁煙する人が増えたため、減少率が大きいのでしょう。

男性の食道ガン死亡率も、近年は減少傾向にあり、これも禁煙が関係していそうです。

 

 

お酒はどうか?

ガンとお酒(アルコール)の関係は、タバコよりも複雑です。

 

まず、少しのお酒ですぐ顔が赤くなって酔ってしまう人は、肝臓でアルコールを処理する力が遺伝的に弱く、口腔・咽頭・食道などの発ガン率を上げると言われています。

 

しかし、お酒に強い人でもアルコールは細胞の遺伝子を傷つけ、発ガン率を上げる力があります。

そして、喫煙していると発ガン率が更に高くなるのです。

 

このようにアルコールは発ガン率を上げるので、大量に飲酒している人が禁酒や節酒をすれば、発ガン率が低下することは間違いないでしょう。

 

ただ、毎日のアルコール摂取量が少ない人が禁酒した場合に、発ガン率が低下するかどうかは不明です。

日本人男性の調査では、全然飲まない人たちより、缶ビール1本程度のアルコールを摂取している人たちの方が、ガン死亡が少ない傾向にあるからです。

 




<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠

ガンを遠ざける、健康長寿の習慣

今回は「ガンを遠ざける、健康長寿の習慣」というテーマです。

 

 

 

これまで「ガン」や「治療」について検討してきましたが、できれば一生ガンにならずにいたいものです。

 

では、どうしたら「ガン」にならずに済むのでしょうか?

 

この点、ガンには「老化現象」の側面があるので、絶対にガンにならないというのは無理でしょう。

但し、生活態度を変えた人はガンになる可能性を減らすことが出来るはずです。

 

というのも、ガンになる原因である正常細胞の遺伝子変異のうち、その3割が生活習慣によるからです。

 

つまり、生活習慣を変えて遺伝子変異を減らすと、発ガン率を最大3割も減らせる可能性があるわけです。

 

具体的に挙げると、

①「タバコ」と「お酒」

②「食事」

③「サプリメント」

④「肥満」と「痩せ型」

などがあります。





<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠

ガン検診の考察

今回は「ガン検診の考察」というテーマです。

 


 

ガン検診が死亡率を減らせないことは、ガンが転移する時期を知れば自明です。

 

つまり、転移する能力があるガン(ガン細胞)は、初発病巣が発見可能な大きさ(1センチ)に育つずっと前に転移してしまっている。

そのため、検査でガンを発見しても臓器転移があるので、治せないわけです。

これが「本物のガン」です。

 

これに対し、転移能力がないガン細胞は数がいくら増えても転移できないため、放っておいても宿主が死ぬことがない。

「潜在ガン」のほとんどがこれで、見方を変えると「ガンもどき」です。

 

潜在ガンのような、放っておいても死なないガンを検査で見つけて手術して「治った」と言っても意味がないわけです。

 

 

自覚症状のない人に検診で発見される「ガン」に占める、ガンもどきと本物のガンの割合は部位によって異なります。

 

前立腺ガン、乳ガン、子宮頚ガンは、ほぼ全てが「潜在ガン」であり「ガンもどき」です。

 

胃ガン、大腸ガンはステージ1で見つかった場合には、ほとんどが「ガンもどき」です。

しかし、検診で進行ガンが見つかるケースもあり、その場合には「本物のガン」である可能性が高くなります。

 

肺ガンはステージ1で見つかっても、「本物のガン」の可能性が2割程度あります。

ステージ3だと8割以上です。

 

膵臓ガンは、ほぼ全てが「本物のガン」です。





<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠

インフルエンザ脳症は薬害だった?

今回は「インフルエンザ脳症は薬害だった?」というテーマです。

 

 

 

解熱剤は死亡率をも高めます。

この点、動物実験では解熱剤を使うと無投薬に比べ、死亡率が上がることが示されています。

どの解熱剤でも、ウイルスの種類が違っても、解熱剤を使った動物の死亡率が上昇します。

 

また、人ではインフルエンザのような発熱性の感染症にアスピリン、ジクロフェナクなどを使うと「ライ症候群」が生じることがわかっています。

急性脳症が生じて死亡し、生き残っても麻痺や言語障害などが残るのです。

 

過去に「インフルエンザ脳症」とされてきた病態は、インフルエンザウイルスによるものではなく、「薬剤性脳症」つまり「薬害」と考えるのが妥当です。

 

 

脳症が生じる仕組みは「サイトカインストーム」(免疫物質の嵐)だと考えられます。

新型コロナでも、重症化原因に挙げられてきます。

サイトカインストームが起きる仕組みは、解熱剤で治るまでの期間が長期化する仕組みとほぼ同じです。

 

解熱剤で免疫細胞の活動が抑えられたあと、薬の影響が薄れて活動を再開した免疫細胞は、ウイルスが前より増えているのに驚いてしまう。

その結果、免疫細胞がウイルスと闘うために分泌する「サイトカイン」が大量に放出され、血流に乗って全身に回り、血管や肺などの臓器・組織を傷つけるわけです。

脳細胞がやられると「脳症」になります。

 

 

新型コロナでは高齢者や基礎疾患など「重症化因子」を持つ人で、サイトカインストームが生じやすく、死にやすいようです。

新型コロナで多数が亡くなっている欧米でも、解熱剤が当然のように使われていることが死亡率が高い一因なのでしょう。




<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠

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