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素朴な疑問を持つことが全ての始まり

今回は「素朴な疑問を持つことが全ての始まり」というテーマです。

 

 

安部氏は、添加物の「物質名」や「危険度」を無理に勉強して覚える必要はないと考えています。

 

それよりも、「素朴な疑問」を持って商品の「裏」にある「原材料表示」をよく見て、常識の範囲内で判断すれば十分だという考えです。

 

ラベルいっぱいに細かい字で書かれている、訳の分からないカタカナの物質名。

 

そんな物質が使われていることに「素朴な疑問」を持ってほしいのです。

素朴な疑問を持つことが添加物と向き合う最初の一歩です。

そして、「常識的」に考えれば「何か変だ、気持ちが悪い」と思うのではないでしょうか?




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜

(東洋経済新報社・2005)

著者:安倍司

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私たちの生活における「光」と「影」

今回は「私たちの生活における光と影」と言うテーマです。
 
 
私たちの社会は戦後、驚くほど豊かになり、便利・快適になりました。
 
しかし、今日の便利で快適な生活の「裏側」には、多くの化学物質があることを忘れてはいけません。
プラスチックには不可欠な「フタル酸化合物」などの環境ホルモン物質、安くて綺麗な輸入住宅に使われる「ホルマリン」などの防腐剤といった、私たちの豊かな生活を支える1つが化学物質であることは否定できない事実です。
 
そして、「食品」においてもそれは同じです。
今のように楽に簡単に食事ができるのは、添加物のおかげです。
いつでもどこでも、手軽に空腹を満たすことができるのは、添加物あってのことです。
もし、この世から添加物がなくなれば食事を作る時間と手間は何倍にもなるでしょう。
それにほとんどの食品が値段が高くなり、見かけも悪くなり、長持ちもしなくなるはずです。
 
しかし、そんな便利さ・豊かさを支えものには「光」と同時に「影」もあります。
毒性・危険性もさることながら、食や文化、そして心までも壊してしまう力が添加物にはあるのです。
添加物の「光」を享受するのであれば、そんな「影」の部分からも逃れることはできないのです。

 



<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

作る人、売る人、食べる人の繋がりには情報公開

今回は「作る人、売る人、食べる人の繋がりには情報公開」というテーマです。

 

 

現在、これほど情報公開が進んでいない業界も珍しいと言えるほど、食品業界では情報公開がなされていません。

食品がどのように作られ、どの添加物が何のためにどれほど使われているのか?

そうしたことを、私たち消費者はなかなか知ることが出来ないのです。

 

もちろん、作る人、売る人、食べる人がみんな「知人」だったなら、情報公開などわざわざ必要ないでしょう。

作る人は食べる人の顔を思い浮かべ、あの人が食べるならと無添加で安心・安全で美味しいものを作るはずです。

食べる人も作った人の顔を思い浮かべ、色が少々悪く、味が薄くても気にしないでしょう。

売る人もそれをきちんと説明するはずです。

 

しかし、この「作る人、売る人、食べる人」という「繋がり」が社会が発展して、産業が大きくなるにつれて、徐々に失われていきます。

仕事の分業化・専業化が進むと、作る人の顔、売る人の顔、食べる人の顔がどんどん見えにくくなるのです。

 

そのため、作る人の想いがそれを口にする消費者に伝わらなかったり、反対に消費者の求める声も、販売者や製造者にはなかなか届かなかったりします。

 

 

そんな、「作る人、売る人、食べる人」の繋がりに必要なのは、情報公開です。

情報公開することで、食品の「裏側」や食品添加物の「現状」を明らかにして、消費者に取捨選択してもらうのです。

そして、作る人、売る人、食べる人がそれぞれ本当はどんな食品を求めているのか、それに真摯に向き合うことです。




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

あなたの小さな選択が食と心を変える?

今回は「あなたの小さな選択が食と心を変える?」というテーマです。

 

 

前回のお話の内容から、消費者も添加物を支持しているという現状がある以上、「メーカー=加害者」vs「消費者=被害者」という図式は成り立ちません。

 

消費者もまた、添加物蔓延の片棒を担いでいると言っていいからです。

 

しかし、それは逆に言えば11人の消費者行動こそが、メーカーや販売者を動かす機動力となりうる、こということでもあります。

 

 

例えば、20種類もの「白い粉」をバサバサと混ぜ込んで、赤ちゃんみたいなツヤツヤの肌にして、不自然なほど鮮やかなピンクに染めたタラコが本当に必要でしょうか?

いくら色が綺麗だからといって、虫をすり潰して抽出した物質で染めた、そんな飲み物やハムがどうしても必要でしょうか?

イオウ化合物の漂白剤のプールで、これでもかというほど真っ白に漂白した漬物や野菜が本当に必要でしょうか?

 

スーパーで買い物をするとき、今日の献立を考えるときに私たちは常に小さな選択を迫られています。

どうか、自分のために子供の未来のために、価値ある選択をして下さい。

 

あなたの小さな選択の一つ一つが、日本の豊かな食文化と日本人の心を取り戻す大きな流れに繋がるのだと信じています。




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

4人に3人が食品添加物を支持している?

今回は「4人に3人が食品添加物を支持している?」というテーマです。

 

 

財団法人福岡都市科学研究所という団体が行った調査で、「農業や食に関する安全性の意識と実際に買い物をする行動」を調べたところ、面白い結果が出ました。

 

内容は15歳以上の男女1700人に、次の4つのような消費者のタイプを設定し、「自分がどれに当てはまると思うか」という質問です。

 

①積極的消費者

「食と農」は生命の源なので、安全なものなら多少高くても買うし、虫がついていても平気。

また、援農などの農水産家を支援する活動にもなるべく参加している。

 

②健康志向型消費者

家族の健康や食の安全性を守るために食生活に注意しているし、生協の購入活動や青空市場などもよく利用している。

 

③無関心型消費者

日々忙しくて、食のことは大事だと思うが、安くて美味しいものが食べられればそれで満足。

 

④分裂型消費者

食の安全性や家族の健康には注意しているが、特別なことはやっていない。

 

 

そして、この結果が次のようになります。

①積極的型消費者→5.5%

②健康志向型消費者→16.6%

③無関心型消費者→23.0%

④分裂型消費者→52.4%

 

この調査で見逃せないのは、食の安全のためなら少々高いお金を出すという「①積極的型消費者」「②健康志向型消費者」の2つを合わせても22.1%しかいないのに対して、食の安全に注意はするものの特別なことはやっていないという「分裂型消費者」が全体の半分以上いるということです。

 

つまり、半分以上の人が食の安全に関して、意識と行動が一致していない。

確かに、農薬や添加物は身体に良くないとは思いつつも、安かったり面倒くさかったりしたらそれを選んでしまう。

 

そんな「分裂型消費者」に合わせて、そもそも食の安全にあまり興味のない「③無関心型消費者」を足すと75.4%にものぼります。

 

端的に言ってしまえば、国民の75%が安全性に無関心だということです。

それは逆の見方をすれば、4人に3人の消費者が農薬や添加物を支持しているということなのです。




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

みんな食品添加物が大好き

今回は「みんな食品添加物が大好き」というテーマです。

 

 

これまで、食品を作る側に対して色々と努力が必要だということを伝えてきました。

 

その一方で、消費者側にも問いたいことがあります。

 

メーカー側はこんな風に言います。

「消費者は値段で買うため、安くするためにはコスト面で添加物を使わざるを得ない」

「色の悪い食品なんて誰も買ってくれないから、着色料や発色剤を使わざるを得ない」

 

 

例えば、着色料も発色剤も化学調味料も使わない完全無添加の明太子を作ると、消費者は「この明太子は腐っている」「味がおかしい」といった抗議を受けてきました。

それは、消費者がタラコや明太子はきれいなピンク色で化学調味料の味がするのが当たり前だと思っているからです。

 

他にも、「色が黒ずんだたくあん」では消費者は見向きもしないので、着色料を使って黄色くツヤツヤに染めざるを得ないのです。

 

 

それから、多くの消費者は値段を見るので、安いものほど売れ、高いものはなかなか売れません。

しかし、手作りしようとするとどうしても高くなってしまいます。

なので、加工食品業者は安い輸入原料に添加物を使って安く作り、安く売るのです。

 

ゼリーで増量したハム、大豆たんぱくで増量したハンバーグ、◯◯の素、◯◯のタレなどは安く、簡単、便利だからどんどん売れます。

 

消費者はそうした商品がどのように作られているか、何が入っているか、「裏」を見ません。

なんてことはない、消費者も食品添加物が大好きなのです。




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

きばこ酵素風呂

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