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薬は脳に重大な影響を与えている ~ケモブレインとは?~

今回は「薬は脳に重大な影響を与えている」というテーマです。






薬には様々な副作用があります。

今回は薬の服用により、思考力や記憶力の低下を招くおそれがある「ケモブレイン」についてお話ししようと思います。


ケモブレインは一般的に、抗ガン剤の使用により起こる症状と考えられていましたが、抗ガン剤以外の薬にも症状が起きる危険性があります。

多数の薬の服用の場合はもちろんですが、1種類の薬だけでもケモブレインによる脳の障害が起こりうることもあります。

その障害を引き起こす薬の種類には抗ガン剤の他に、高血圧の治療薬としての降圧剤や血糖降下剤、コレステロール低下薬、ホルモン剤、市販されている胃薬や風邪薬、睡眠改善薬、鎮痛剤やワクチンなど様々なものがあります。



そして、ケモブレインによる問題は本人が自覚できないことです。
薬により脳の機能が低下してしまうことで、ケモブレインが起きている事実に気付きにくくなります。
また、多くの方は薬によって、脳の障害が起こることを知らないですし、想像もしていません。


そんな、ケモブレインは薬により起こる症状のため、薬をやめることで症状が良くなることが少なくないので、薬の効果とリスクについて理解を深める必要があります。




 

<参考文献>
このクスリがボケを生む! ~「ケモブレイン」にならない13の知恵〜(学陽書房・2019)
著者:近藤誠

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