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心得10 健康な人は医療被ばくを避ける。CT1回でも発ガンリスクあり。 ~その①日本は医療被ばく大国?~

今回は「日本は医療被ばく大国?」というテーマです。






東日本大震災以後、日本人は放射線被ばくの問題に
「低線量なら安全だ」・「いや、どんなに微量でも危険らしい」
と、とても敏感になっています。


しかし、レントゲンやCT検査などによる「医療被ばく」には無頓着です。

健康な人がまず避けるべきは「放射線検査」です。
なぜなら、放射線は細胞の中のDNA(遺伝情報)を必ず傷つけます。
そのため、放射線を浴びた量によって1歩か100歩かの違いはあるものの、
発ガンに向かって必ず歩を進めていきます。



にも関わらず、国や医療機関は医療被ばくの危険はほとんどないとして、
医者も患者に「とりあえず」・「念のために」と安易にCT検査をすすめて
います。
そうしたことから、放射線検査による国民被ばく線量も、検査によって
起きる発ガン死亡率も世界ワーストです。



イギリスの研究によると「日本人のガン死亡の3.2%は医療被ばくが原因」
「世界15ヶ国で日本が最もCT検査回数が多い」「発ガンへの影響は英国の5倍」
という医療被ばく大国ぶりです(2004、医学誌「ランセット」)。






<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

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