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心得14 「抗がん剤を使えば寿命が延びる」と言う医者を信用するな ~医者の余命診断があてにならない3つの理由~

今回は「医者の余命診断があてにならない3つの理由」
というテーマです。







余命診断があてにならない1つ目の理由は
「ガンの成長速度が人によって全く違う」からです。

見つかった時に病巣が大きくても長生きする人もいますし、
年をとるとガンの進行が遅くなる、ということも一概には
言えません。


2つ目の理由は「ガン病巣が人の命を奪うまで育つには、
意外と時間がかかる」
からです。

多くのガンは直径10㎝ぐらいにならないと人を殺せません。
ガン細胞が2倍になるのに、平均2ヶ月以上かかります。
1㎝のガンが10㎝になるには20ヶ月以上かかりますが、
そんな先のことは誰にも予言できません。


3つ目の理由はガンが大きくなるにつれて、
「成長スピードがスローダウンすることが多い」からです。

これは進行ガンだけではなく早期ガンにも起こり、発見された
とき以上に大きくならない早期ガンは珍しくありません。




こうした理由から、余命診断をある程度正確に出来るのは、
脳・肺・肝臓などの重要臓器がやられてしまい、機能が
衰えてきたときです。


例えば肺ガンが増大して呼吸が苦しくなって、治療法がない
場合には「余命はあと数ヶ月だろう」と予想できます。

しかし、重要臓器に転移が見つかっても、自覚症状も機能不全
もなければ、もっとずっと長生きできます。


つまり、寿命を数ヶ月の幅で予想できるのは、体力がガンに
負けてしまい、足腰が立たなくなったり、寝たきりになったり
した場合です。



逆に、普通に病院に歩いて行けたのに「余命3ヶ月」とか
「余命半年」と言うような医者に命を預けることはしないことです。









<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

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