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体温と基礎代謝の関係性 ~体温を上げる重要性~

これまで体温上昇により身体に様々な好影響が生じてくることを
書いてきました。



今回は体温上昇と基礎代謝の関係について書いていきたいと思います。


私たちの身体は身体を動かすとき以外にも、多くのエネルギーが
消費されています。
そのエネルギーというものが「基礎代謝」です。
基礎代謝とは簡単に言ってしまうと、何もせずにしていても身体が
消費するエネルギーのこと
を言い、私たちの生命を維持することにも
エネルギーが
使われているのです。


この基礎代謝は年齢や体重、運動量によって変化します。
目安として成人が一日に必要とされるエネルギー量は男性が2000~2200kcal、
女性が1800~2000kcal程度とされており、このエネルギー量の60~70%は
基礎代謝として消費されます。


つまり、私たちの身体はエネルギーの大半を基礎代謝として消費しているのです。



そして基礎代謝の多くは体温維持に使われるため、体温と比例関係にあります。
そのため体温が高い方は基礎代謝が多く、体温が低い方は基礎代謝が少なくなります。

どのぐらいの差が生じるのかというと、ある研究では体温が1℃低下すると、
基礎代謝が約12%も低下する
と言われています。

その数値をもう少し具体的に説明すると、例えば一日2000kcalのエネルギーを
消費しているとします。
基礎代謝はその約7割と考えると1400kcalとなります。
そのエネルギーの12%というと168kcalとなります。
消費カロリーについては個人差がありますが、30分間のウォーキングで
約100kcal程度とされており、およそ45分ほどの消費カロリーとなります。

つまり体温が1℃高くなることで、寝ているだけでも毎日45分間ウォーキングをして、
カロリーを消費している身体になるということです。



このように基礎代謝が高いと、何もしなくても
より多くのエネルギーを消費するため、
身体の
脂肪が燃焼されやすく、太りにくくなります。

また基礎代謝が高ければその分、身体の免疫機能
も高まり、病気にもかかりにくくなります。




体温1℃で基礎代謝にこれほどの差が生じることから、体温を恒常的に上げる重要性
見えてくると思います。



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