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心得41 「ほっときゃ治る」をいつも心に ~その①医者がストライキをすると死亡率が減る?~

今回は「医者がストライキをすると死亡率が減る?」というテーマです。





以下の話は、冗談のようですが本当の話です。


1976年、南米コロンビアで医者が52日間ストライキを行い、
救急医療以外の診療活動が全てストップするという事態が起きました。

その奇妙な副作用として、新聞が報じたのは
「死亡率が35%も下がった」というニュースです。
「偶然かもしれないが、事実は事実である」と国営葬儀協会が
キツネにつままれたような気分が伝わるコメントを発表しました。


また、同じ年に米ロサンゼルスでも医者のストライキがあり、
17の主要病院で手術の件数が普段より60%も減りました。

すると、全体の死亡率は18%低下し、ストライキが終わって
診療が再開されると死亡率はストライキ前の水準に戻りました。


さらにイスラエルでも1973年に医者のストライキが決行され、
診察する患者の数が1日65000人から7000人に激減しました。

ここでも不思議なことに、エルサレム埋葬協会は
「死亡率が半減した」と伝えています。
イスラエルでは2000年にも医者のストライキがあり、
エルサレム埋葬協会の集会ではストライキ中の5月の死者は93人。
前年同月の153人より39%も減る結果となりました。



こうしてみると、人がいかに行く必要もないのに医者にかかって、
命を縮めているかがわかる気がします。







<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

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