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心得41 「ほっときゃ治る」をいつも心に ~その②入院が長いとボケる?~

今回は「入院が長いとボケる?」というテーマです。






日本は世界的に見て、入院日数が長いことが問題です。

例えば、出産後の入院が欧米では1〜2日に対し、日本では一週間前後。
また、小指の骨が折れただけで、必要のない抗生物質の点滴が3〜4日
と何日も続いて病院に留め置かれた、といった話を聞いたことがあります。



特に、高齢の患者の入院日数が長いことに注目です。

高齢者の平均入院日数は、デンマークの場合32日、それに対して
日本では高齢入院者の半分近くが6カ月以上入院しています。

高齢の患者は入院するとベッドに寝てばかりいることも多いため、身体を
動かさないことで、筋力が衰えやすくなり、頭もボケやすくなります。

こうしたことが、寝たきりや認知症を作る大きな原因になっているのです。



「病気の80%は医者にかかる必要がない。かかった方がいいのが10%強、
かかったために悪い結果になったのが10%弱」
という言葉がありますが、
まさに至言。

基本的に少々の痛みや不自由は「ほっときゃ治る」と放置して、
どうしても日常生活に差し支える症状があったときだけ、病院に行く。

本当に手術や入院が必要なのか、あらゆる情報を調べてから踏み切る。


そう心掛けると、人生終盤を有意義に過ごせます。








<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

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