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高血圧は実は脳を守っている?

今回は「高血圧は実は脳を守っている?」というテーマです。






脳は生きるための司令塔です。

そんな脳を働かせるためには、大量の血液が必要です。

脳の重さは人の体重の2%程度なのに、心臓から出ていく血液の15〜20%もが脳に回ります。
脳には血液が運ぶ「酸素」や「ブドウ糖」がそれだけ必要とされるのです。

ちなみに、脳は身体のてっぺんにあるため、血液を届けるためには心臓が強く打ち、血圧を上げる必要があるのです。



しかし、血液の通り道である動脈は老化すると硬くなり、脳に血液を届けにくくなります。
すると、心臓はより強く打つことで血圧を上げ、脳への血液量を確保しようとするのです。

つまり、高血圧は脳の働きを守ろうとして身体が自己調節した結果ということになります。






<参考文献>
このクスリがボケを生む! 〜「ケモブレイン」にならない13の知恵〜(学陽書房・2019)
著者:近藤誠

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