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降圧剤は脳機能を低下させる?

今回は「降圧剤は脳機能を低下させる?」というテーマです。






前回、高血圧は実は脳の働きを守っているという話でした。


しかしながら、高血圧と診断されるとほとんどの場合、降圧剤を処方されます。

では、その降圧剤を飲むとどうなるのでしょうか?

降圧剤の働きにより、血圧が下がります。
すると、身体は血圧が下がったと異常を感知して、血圧を上げようとします。

そのため、医師が定めた目標値まで血圧が下がらない場合もあります。

すると、別の降圧剤を追加する場合もあるので、降圧剤だけで3〜4種類飲まれている方もいます。



そんな降圧剤でよく見られる脳関連の症状として、「頭がボーッとする」・「集中力の低下」・「物覚えの悪化」・「立ちくらみ」・「眩暈」・「ふらつき感」などがあります。

つまり、降圧剤でわざわざ脳機能を低下させているのです。



また、降圧剤の副作用の1つに認知機能の低下を挙げるべきでしょう。

認知機能が低下した172人を対象とした研究によると、このうち70%の方が降圧剤を飲んでおり、9ヶ月後に調べてみると、血圧が低い人ほど認知機能が低下していたという結果がでました。







<参考文献>
このクスリがボケを生む! 〜「ケモブレイン」にならない13の知恵〜
(学陽書房・2019)
著者:近藤誠



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