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冷えの原因 ⑥タバコやアルコール類の摂取 ~その1 タバコはメリットなし~

さて、冷えの原因である「タバコやアルコール類の摂取」について
書いていきたいと思います。

まずは「タバコ」について。

タバコに含まれる有害物質ニコチンには、
自律神経のうち交感神経を緊張させる
作用があり、この作用により血管が収縮し、
血流が悪くなることで身体の冷えに繋がってきます。

なので、喫煙習慣のある方は体温(平熱)が
低いという傾向があります。

体温が低いということは、代謝も低く、免疫力も
下がった状態なので病気などにもなりやすくなります。

また、自律神経が乱れると体温調節が上手く
できなくなり、熱中症などを引き起こします。


さらに、タバコはニコチンの他にもたくさんの
有害物質を含んでいるので、その影響により
がんや心臓疾患、気管支炎などさまざまな
病気を発症する可能性が高くなります。
そして、こうした数千種類にも及ぶ有害物質が
体内に取り込まれることによって、「活性酸素」
が大量生産されることも問題と言えます。
                 活性酸素が増えることで、身体の細胞は
                 「酸化」を始めます。

                 これは鉄が酸化すると錆びるのと同じように、
                 身体も錆びていくということ。
                 身体が酸化する(錆びる)と身体の細胞本来の
                 機能が阻害され病を引き起こし、老化を招く
                 ともいわれています。


ちなみに「酸化」を抑制するには、ビタミンCが
有効
に働きますが、タバコに含まれるニコチンは
ビタミンCを壊してしまうのです。

なお、人間が一日に摂取できるビタミンCの量は
50mgと決まっていて、それ以上摂取しても体外に
排出されてしまうのですが、タバコを1本吸うと
なんと25mgのビタミンCが破壊されてしまいます。
                 つまり、1日にタバコを2本吸うだけで、実質
                 ビタミンCの摂取量は0になってしまうわけです。


話が少し逸れましたが、つまりタバコに含まれる
ニコチンが冷えの原因なので、一番の対策は「禁煙」です。
タバコは人それぞれ依存度が異なるため、
依存度の低い人は禁煙しようとすれば意外とできることも
多いので、ぜひこの機会に禁煙してみるといいと思います。
依存度の高い人は、すぐに禁煙と言ってもなかなかできない
と思いますが、タバコは冷えの原因ということを理解し、
吸う本数を徐々に減らしていくなどして、将来的には
禁煙も見据えてもらいたいと思います。




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