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本格的な糖尿病のタイプ

今回は「本格的な糖尿病のタイプ」というテーマです。



本格的な糖尿病はその原因から、2つのタイプに分かれます。

①膵臓から「インスリン」というホルモンが全く分泌されなくなった「1型糖尿病」

人間にはブドウ糖に関係するいくつものホルモンがありますが、血糖値を下げるのは「インスリン」しかなく、インスリンが分泌されなくなると血糖値が高止まりして、免疫細胞が膵臓に攻撃をしかける自己免疫反応が原因として発症します。

そのため、1型糖尿病ではインスリンの定期注射が必要です。



②「2型糖尿病の一部」

これは、長年に渡り、食事や間食で糖分を摂りすぎたために、膵臓からのインスリン分泌が減り、あるいはインスリンの作用が落ちて、高血糖になったケースであり、要するにインスリンが不十分であるわけです。


但し、2型糖尿病は大きく2つに分かれます。

1つ目は、先程の2型糖尿病の一部でこれは治療が必要です。

2つ目は、日本で2型糖尿病と診断されているケースのほとんどである「高血糖状態」です。

いわば「単純高血糖」ですが、これを「2型糖尿病」呼ばわりして、薬を処方する必要性は極めて疑わしいのです。

というのも、単純高血糖を含む2型糖尿病を薬で治療すると寿命が伸びるという証拠がないからです。

逆に、厳格に治療して「理想的な血糖値」を目指すと死亡率が上がることが研究結果として示されています。

日本で「2型糖尿病」と診断されて、インスリンや経口薬で血糖値を無理に下げさせられている人は何百万人もいます。

そういう方々は脳細胞の働きが悪くなって、早死にするリスクが高くなっているわけです。







<参考文献>
このクスリがボケを生む! 〜「ケモブレイン」にならない13の知恵〜
(学陽書房・2019)
著者:近藤誠

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