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薬はリスク

今回は「薬はリスク」というテーマです。



 

これまで、薬について様々な話を書いてきました。

 

そんな怖い薬を、人々はどうして気軽に飲むのでしょうか?

 

動機はともかく、脳が命じるままに飲んでしまっていることが考えられます。

 

つまり、人の「意識」が薬を飲んだ方が得だと計算しているのでしょう。

薬によって、身体は調子が良くなり、脳の働きもよくなるはずだと。

 

 

しかし、健康な人や元気な人はそれ以上は健康にも元気にもならないのです。

 

というのも、今の状態は身体が細心の注意を払って時々刻々ベストの状態に調整している結果であり、ベストなものをそれ以上良くすることはできないわけです。

 

 

思うに、ケモブレインは身体の意識に対する復讐でしょう。

 

実際は身体の一部である脳があってこその「意識」であるのに、意識が自分が一番偉いと思い、身体の調節機能を信じず、自分勝手な判断で薬を飲むことを決めてしまう。

 

それを忌々しいと思った身体は、自己調節を放棄して薬に委ね、ケモブレインが生じても見ぬふりをする。

 

そういうことなのだと思います。

 

 

なので、ケモブレインやその他の副作用を避けるには薬に近づく前にもっと自分の身体を信じるべきなのです。

 

くれぐれも薬は最初の一錠に手を出さないようにしましょう。








<参考文献>
このクスリがボケを生む! 〜「ケモブレイン」にならない13の知恵〜
(学陽書房・2019)
著者:近藤誠


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