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化学調味料 〜使用量は今も減らず〜

今回は「化学調味料の使用量」というテーマです。

 

 

これまで、何度も書いてきましたが「化学調味料」に良いイメージを持っている人は少ないと思います。

 

一昔前では、「料理に使うと美味しくなる」として一大ブームとなり、家庭で様々な料理に使用されていました。

 

しかし、後に「化学調味料は身体に良くない」といった悪評が立ち始め、家庭での消費量は大きく減少していきました。

 

ところが、今も日本における「化学調味料」の使用量は減ってはいないのです。

その理由は加工食品です。

 

確かに家庭での使用量は減りましたが、加工食品には今でも大量に使われ続けており、その結果として消費量が伸びているのです。

 

それも「化学調味料」「グルタミン酸ナトリウム」という物質名ではなく、「調味料(アミノ酸等)」と表示されているので、気がつかない人が多いのです。

 

今や「化学調味料」を使わない加工食品の方が珍しく、日本人の舌は完全に「化学調味料」に侵されていると言ってしまってもいいくらいなのです。




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

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