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私たちの生活における「光」と「影」

今回は「私たちの生活における光と影」と言うテーマです。
 
 
私たちの社会は戦後、驚くほど豊かになり、便利・快適になりました。
 
しかし、今日の便利で快適な生活の「裏側」には、多くの化学物質があることを忘れてはいけません。
プラスチックには不可欠な「フタル酸化合物」などの環境ホルモン物質、安くて綺麗な輸入住宅に使われる「ホルマリン」などの防腐剤といった、私たちの豊かな生活を支える1つが化学物質であることは否定できない事実です。
 
そして、「食品」においてもそれは同じです。
今のように楽に簡単に食事ができるのは、添加物のおかげです。
いつでもどこでも、手軽に空腹を満たすことができるのは、添加物あってのことです。
もし、この世から添加物がなくなれば食事を作る時間と手間は何倍にもなるでしょう。
それにほとんどの食品が値段が高くなり、見かけも悪くなり、長持ちもしなくなるはずです。
 
しかし、そんな便利さ・豊かさを支えものには「光」と同時に「影」もあります。
毒性・危険性もさることながら、食や文化、そして心までも壊してしまう力が添加物にはあるのです。
添加物の「光」を享受するのであれば、そんな「影」の部分からも逃れることはできないのです。

 



<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

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