ブログ

メラトニンで熟睡、アンチエイジング

今回は「メラトニンで熟睡、アンチエイジング」というテーマです。
 
 
日本人の平均睡眠時間は、約7時間と言われています。
アンチエイジング的には睡眠は7時間がベストで、それより長くても短くても、生存期間が短くなるという報告があります。
 
ただ、残念なことに加齢に伴い、睡眠の質が低下していくことがわかっています。
脳の松果体というところから、メラトニンというホルモンが出て、これが睡眠のリズムを調整してくれますが、年齢とともにメラトニンが出なくなってきます。
特に70歳以上になると、その分泌はピーク時の10%ほどになってしまうことが明らかになっています。
 
このメラトニンは、睡眠のリズムを整える以外に、ビタミンEの数倍の抗酸化力(身体をサビから守る力)を持っており、活性酸素を直接消去する効果があるのです。
これは、睡眠の質を向上させ、アンチエイジングの大きな切り札の1つです。
 
睡眠薬と呼ばれるものは、睡眠中の脳波を変化させてしまったり、依存症が出てしまったりします。
それに対し、メラトニンで得られるのは強制的な睡眠ではなく、自然な眠りなので心地よく満足できる眠りです。
メラトニンが含まれている食品の1つに牛乳があります。寝る前に飲むと良いでしょう。
 
また、睡眠のリズムを作るには朝起きたら、まず太陽の光を網膜に当てることが重要です。
太陽の光が網膜に当たってから、15時間後にメラトニンが出るようにセットされ、その後1〜2時間で眠気が現れるようになります。



<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

過去の記事

全て見る