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女性に多い甲状腺の病気

今回は「女性に多い甲状腺の病気」というテーマです。
 
 
更年期症状だと思っていたら、別の病気だったということがあります。
 
代表例が甲状腺の病気です。
甲状腺は喉仏のすぐ下にあり、蝶が羽を広げたような形をしています。
甲状腺から分泌される「甲状腺ホルモン」には、筋肉の維持や新陳代謝の促進、体温調節など身体の代謝を調整する様々な役割があります。
 
そして、この甲状腺ホルモンが過剰になる病気の1つが「バセドウ病」であり、息切れや動悸、異常発汗やほてりなどの症状が現れます。
反対に不足するのが「橋本病」であり、無気力や気分の落ち込み、疲れやすさや肌のカサつきなどの症状が見られます。
甲状腺疾患は加齢に伴って増加し、更年期世代の女性には一般的な疾患です。
更年期障害と診断するためには、甲状腺疾患の除外が必須です。


<参考書籍>
更年期に効く美女ヂカラ(リベラル社・2023)
著者:高尾美穂

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