ブログ

酵素栄養学とは? ~補酵素とは?~

前回、「酵素」は人間の体内での消化・吸収活動や新陳代謝、
その他あらゆる生命活動を行うことに必要である
ことを書きました。

今回はその「酵素」が活動するときに欠かせない「補酵素」について
書いていきたいと思います。
補酵素(coenzyme)とは字の通り、酵素の活動を補助する働きをするものです。
コエンザイムというと少し聞きなれた言葉かと思われます。
もう少しわかりやすくいうと、補酵素とは「ビタミン」「ミネラル」のことを言います。

まずは「ビタミン」。
ビタミンの中でも、特にビタミンB群は代謝に関係する
補酵素として重要な役割を担っています。
例えば、「ビタミンB1」は糖質の代謝の補酵素、
「ビタミンB2」は脂肪の代謝の補酵素、
「ビタミンB6」はタンパク質やアミノ酸の代謝の補酵素として働きます。
この他にも色々なビタミンが補酵素として身体の中で酵素の働きを
助けています。
                 このようにビタミン自体はエネルギー源となるものではありませんが、
                 酵素をしっかりと働かせるための重要な役割を果たしているのです。


続いては「ミネラル」。
ミネラルは正確に言うと補酵素とは言わず、「金属イオン」と呼ばれます。
例えば、「マグネシウム」や「マンガン」、「カルシウム」は骨や歯の
形成に関与するものであり、酵素と結合して働きを助けています。
「鉄」は血液中の赤血球を作っているヘモグロビンの成分であり、
呼吸に関する酵素の働きを助けています。
「亜鉛」は味覚の維持などに必要なものであり、多種類の酵素を
                 作るための補助をしています。
                 この他にも多くのミネラルが存在し、酵素の働きを助けています。
                 このようにミネラルは酵素の働きを助け、さらに骨や歯などの
                 身体の組織の構成成分として働く役割も果たしているのです。







過去の記事

全て見る