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肉や魚は毎日食べる必要はない?! ~動物性タンパク質と植物性タンパク質のバランス~

今回の話は「タンパク質」についてです。


ご存じの通り、タンパク質は三大栄養素の1つであり、人間にとって必要不可欠な
栄養素の1つです。
タンパク質は消化されてアミノ酸となり、そのアミノ酸は身体に必要なタンパク質を
作るための材料となります。
しかしタンパク質合成に必要なアミノ酸は20種類あり、その内体内で合成できるアミノ酸は
11種類であり、残りの9種類は体内では合成できず食材から摂取する必要があります。

この9種類のアミノ酸はトリプトファン・ロイシン・リジン・バリン・スレオニン・
フェニルアラニン・メチオニン・イソロイシン・ヒスチジン
であり、必須アミノ酸といいます。


この必須アミノ酸を食材から摂取するわけですが、タンパク質は「動物性タンパク質」と
「植物性タンパク質」に分けられます。
動物性タンパク質は肉や魚、卵、乳製品などに多く含まれており、植物性タンパク質は
穀類や大豆などの豆類や納豆、豆腐などの大豆製品、野菜などに多く含まれています。
そしてこの2つのタンパク質の違いは必須アミノ酸のバランスが異なることです。
動物性タンパク質は必須アミノ酸がバランスよく含まれている一方で、植物性タンパク質は
一部の必須アミノ酸が不足しています。

つまり動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べ、良質なタンパク質といえます。


しかし、良質なタンパク質である動物性タンパク質では
ありますが良いことばかりではありません。

肉や魚、卵や乳製品はカロリーが高く、脂質も多いため
摂りすぎると生活習慣病などの病を引き起こすおそれがあります。


また動物性タンパク質の食材は加熱調理・加熱処理されたもの
が多いことも問題
です。
以前にも書きましたが、酵素は「生」の食材や発酵食品に含まれ
加熱された食材には含まれません。
つまり加熱により食材に含まれる酵素が死滅するため、事前消化が
                 なされずに消化を行うため、消化器官に大きな負担がかかることで
                 消化不良を引き起こし、様々な病に繋がるおそれもあります



その点、植物性タンパク質はカロリーや脂質も低く、酵素も含まれている
食材が多いのでおすすめです。

植物性タンパク質の摂取のポイントは一種ではなく多種の食材を
食べ合わせることで、お互いに足りないアミノ酸を補いあうことです。

例えばご飯と納豆の食べ合わせでは、ご飯には必須アミノ酸であるリジンが
不足していますが納豆にはリジンが豊富に含まれており、合わせて食べる
ことでアミノ酸バランスがよくなります。


ただ誤解しないでもらいたいことは動物性タンパク質を摂ってはいけないということではありません。
これも食べ方を少し工夫すればよいのです。
例えば焼肉を食べる際に生野菜を一緒に摂取することで、生野菜に含まれる酵素が消化を助けます。
◎関連記事はこちら→[食べ物の組み合わせには意味がある?]


大事なことは動物性タンパク質と植物性タンパク質のバランスです。
動物性タンパク質の摂りすぎに注意し、植物性タンパク質を上手に摂ることがポイントです。






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