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ブログ 酵素栄養学: 2016年12月

病院食や学校給食は意外と酵素不足な食事? ~酵素を摂る心掛けを~

私たち人間が生きていく上で「食事」は必要不可欠なものといえます。
そして食事の内容によって健康が左右されるといっても過言ではないです。

病院や学校での食事はカロリー計算や栄養素を重視した食事です。
確かにカロリー計算により食べ過ぎないようにしたり、バランスよく栄養素を摂ることは
大事なことです。

しかし、「酵素」を意識した食事指導をする栄養士や医師は少ないと思われます。
病院の食事や学校給食の献立を見ると、食中毒防止のために加熱調理の食事が多いです。
もちろん、食中毒防止のためには加熱調理は大事です。
ですが「酵素」という観点からは、加熱食に「酵素」は含まれません。
さらに加熱食が多い上に、食事に生野菜や果物といった「酵素」が含まれる食材が
少ないことも問題です。

このような食事を続けていると加熱食に多くの「消化酵素」を消費し、食材に含まれる
「食物酵素」も
摂れていないので、身体の健康を維持するための「代謝酵素」が
不足しがちになります。


◎関連記事はこちら→[食事に酵素を摂り入れましょう]
                             [酵素の分類について]

            [消化酵素と代謝酵素の関係性について]



酵素が不足すると食べ物の消化不良が起きたり、
栄養素がしっかり吸収されなかったり、

体内の毒素や老廃物が体外に排出されなかったりと、
代謝がうまく行われないことで
免疫力の低下を招き、
病を引き起こすおそれがあります。



なので、これらの食事に「酵素」をプラスするという意識を心掛けるようにしましょう。



酵素の豊富な発酵食品 ~人体に有益な「発酵」~

今回は「発酵」について書いていきます。


「発酵」とは微生物の働きにより物質が変化し、人間にとって有益に作用することをいいます。
なお微生物の働きが人間にとって有害な場合には「腐敗」となります。
「発酵」は微生物が持っている酵素が食材の栄養素を分解することで、食材のうま味や栄養価を
高める働きや、体内での消化・吸収をよくする働きがあります。
また食材の保存性を向上する働きもあるため、長期保存が可能になる利点もあります。




「発酵食品」
とは食材を微生物などの作用により
発酵させることで加工した食品のこと
であり、
納豆や漬物、味噌や醤油、みりんや酒、ヨーグルトやチーズ、
干物など様々な種類があります。




発酵食品は微生物の働きにより、栄養素が分解されている状態なので
 
消化の下準備ができている食べ物 です。
なので消化に必要な「消化酵素」を節約することができます。
その結果「代謝酵素」が体内で十分に働き、免疫力の向上や毒素や老廃物の排出を
促進することで病に侵されにくい身体になります。


さらに発酵食品には私たちの身体に有益な善玉菌が多く含まれています。
例えば整腸作用のある乳酸菌により、腸内の善玉菌が増加、悪玉菌が抑制されることで
腸内環境が改善されて、栄養素がしっかり吸収できるようになります。
また病原体などと戦う免疫細胞の働きを活性化させる働きのある菌も含まれているため、
免疫力を高めることができます。

つまり「発酵食品」は健康を守るうえで欠かせない食物の1つといえます。

「果物」を食べることが良い理由 ~果物の利点~

今回は「果物」について書いていきます。



「果物」酵素が豊富に含まれているため、
酵素の補給には欠かせない食材の1つです。






そして果物には他にも様々なメリットがあります。
①まず消化が非常に良い点が挙げられます。
果物には酵素が含まれているため、胃にとどまっている時間が短く、
ご飯やパン、肉や魚などの食材に比べると圧倒的に消化が早い食べ物といえます。
つまり果物は消化に負担をかけないため、消化不良になるおそれが少ない食材
あるということです。


②次に良質な糖分が含まれる点です。
果物には果糖やブドウ糖などの糖分が含まれており、これらの糖分は消化が良く、
すぐにエネルギーに変換されます。
しかし果物の糖分は他の食材に比べ、GI(グリセミック・インデックス)値が低いため、
血糖値が上昇しにくいという点
があり、糖尿病などの病になる危険性が低いです。

<参考>
GI値:食後の血糖値の上昇度を示す指標。
    この数値が低いほど血糖値の上昇が緩やかになる。
    なお急激に血糖値が上昇するとインシュリンというホルモンが分泌され、
    インシュリンには血糖値を下げる働きがあります。
    しかしインシュリンには脂肪を作ったり、脂肪の分解を抑制する働きもあるため、
    分泌されすぎると肥満の原因になります。


③さらに果物は身体に必要な栄養素も豊富に含まれています。
果物にはビタミン・ミネラル・食物繊維がバランスよく豊富に含まれており、必要な栄養素を
効率よく摂ることができます。



④また果物はほとんどのものが調理しないで食べることができる利点もあります。
皮をむいたり切ったりするだけですぐ手軽に食べられるので時間がないときなどに便利です。


⑤そして果物は食品の中でも低カロリーなものが多いことも良い点です。
生のまま食べることはもちろん、すりおろして食べることでさらに消化がよくなります。

但し、いくらカロリーが低いからといっても0というわけではないので、食べ過ぎには
注意しましょう。

食べ過ぎではないのに太るわけとは? ~酵素不足が肥満を招く~

今回は「肥満」の原因の1つについて書いていきます。


普通、「肥満」という言葉を聞くと食べ過ぎであったり、運動不足であったりと様々な原因が挙げられます。

しかし、不思議なことに肥満の人の中には食べ過ぎていないのに太っているという方が意外にも多くいます。
これはどういう事なのかというと「酵素」が不足していて、食べたものが完全に消化・吸収できていない
からなのです。
その結果、身体の中に脂肪が蓄えられてしまい肥満へと繋がるのです。



何度も書いていますが、食べ物の消化や身体の代謝には
「酵素」が必要不可欠です。

例えばカロリーばかりを気にした食事内容で、酵素やビタミン、ミネラル
などが含まれない食事を摂っていると身体に支障をきたしてしまいます。
要するに「酵素」が不足すると身体の細胞の機能が低下し、
代謝がうまく行われなくなります。

代謝がうまく行われないと栄養素がエネルギーに変換されなかったり、
体内の毒素や老廃物が排出できなかったりと身体に悪影響が生じます。
                 さらにこうした影響から心臓病や脳卒中、糖尿病やガンなど様々な病を
                 引き起こすおそれも出てきます。



そのようなことにならないためにも食物から酵素を摂ったり、消化酵素を無駄に消費しないように心掛けたり、
生理リズムを整えたりすることで全身の代謝酵素の活性化を図り、身体の内側を
浄化することが大事なことです。


◎関連記事はこちら→[体内酵素のバランスが良い人、悪い人]
                              [消化酵素と代謝酵素の関係性]
                              [消化酵素を無駄に消費しないようにするためには?]
               [生理リズムを整えることで酵素を節約できる?]
                              [食事に生きた酵素を摂り入れましょう]







1つの食事内容にこだわりすぎるのもよくない ~何事もバランスが大事~

今回は「食事のバランス」について書いていきます。


酵素栄養学ではこれまで生野菜や果物など酵素が含まれる「生」の食材を
食事の中で摂り入れるという事が大事
だと書いてきました。

しかし極端な話、毎日の食事を生野菜や果物など「生」の食材だけにするというのは
食事のレパートリーも限られ、全ての方ができるということではないと思います。

また菜食のみの食事だけでは動物性食品にしか含まれない栄養素を摂ることが
できなくなるという事態が生じたり、加熱食のみの食事だけでは酵素不足の事態を招きます。


つまり何が言いたいのかというと、1つの食事方法にこだわらずバランスの良い食事を
摂ることを意識することが重要
だということです。
もちろん酵素を摂り入れた「生」の食事は大事ですが、中には加熱調理をした方が
栄養価が高くなる食材もあります。

例えば大根やシイタケなどは生よりも干したものの方が繊維やミネラルが豊富なので、
干しシイタケや切り干し大根を煮たものは生と比較すると栄養素が高いです。
また他の野菜にも言えることなのですが、煮ることにより咀嚼などでは壊れない野菜の
細胞膜が破壊されることで栄養素がしっかり摂れるということも利点です。




これらのことから「生」の食材はもちろんのこと、
煮野菜や少量の動物性食品などを適宜

摂り入れる食事が望ましいと思われます。

目安としては生野菜や果物など「生」の食材を60~70%、
煮野菜を中心とした加熱料理を30~40%程の割合の
食事を意識すると良いでしょう。





病気や体調不良のときの食事 ~消化に負担のかからない食事を心掛けましょう~

今回は「不健康時の食事」についてです。


みなさんは病気や体調不良など身体の具合が悪いときに、栄養のある
食べ物をいっぱい食べて元気になろうと思ったことはありませんか?


確かに栄養のある食事を摂ることは大事ですが、
病気など具合の悪いときには免疫機能や消化機能
など身体の様々な機能が低下します。

なので具合が悪くて食欲がないというときは、無理に
食べる必要はありません。

消化には多くのエネルギーを必要とし、身体に大きな
負担がかかります。
                   消化機能が低下している状態で無理に食べることで十分な
                                                  消化ができずに消化不良などを引き起こすおそれがあります。


また酵素栄養学的に、具合が悪く食欲がないというのは理由があります。
このとき体内では身体を回復するために多くの「代謝酵素」を使います。
そのため「消化酵素」をできる限り使いたくないために身体は食欲がなくなります。


ただ全く食事をしないというのも身体にとってあまり良いことではありません。
そこで消化器官になるべく負担をかけない食事をすることが重要となります。
例えばお見舞いなどでは果物が定番ですが、これは理に適っています。
果物にはビタミンやミネラルなどの他に酵素も豊富に含まれているので、
他の食材に比べて消化がよく、負担が少ないです。

また生野菜も酵素が含まれるため身体にいいのですが、繊維質の多い野菜などは
そのまま生で食べると消化に負担がかかるので、例えば大根やショウガなどは
すりおろしにして食べると良いでしょう。

他にお粥や味噌汁、梅干しなども消化が良くおすすめです。

お腹一杯で眠くなる食事は身体に良くない? ~食べ過ぎは酵素の無駄遣い~

今回の話は食事の「量」の話です。


お腹一杯の食事といわれると、数多くの料理が食べ放題のビュッフェバイキングなどを想像すると思います。
そしてお腹一杯食べた後に眠くなった経験がある方は多いと思います。
確かに人はお腹一杯になると満腹中枢の影響により満腹感が満たされて、幸せな気分になります。


しかし、お腹一杯食べることは酵素栄養学からすると
身体にとって良くないことなのです。

なぜなら食べて眠くなるということは食べ物の消化のために
体内酵素である「消化酵素」を大量に消費してしまい、それに
伴いもう1つの体内酵素である「代謝酵素」が不足してくることで、
身体に十分な酵素が足りないと休憩を求めているからなのです。

なので気分はお腹一杯で幸せという状態ですが、身体は
それどころではないといった状態なのです。


◎関連記事はこちら→[消化酵素と代謝酵素の関係性]
                              [消化酵素の使い方次第で健康が左右される?]


つまりお腹一杯で眠くなる食事は身体にとって食べ過ぎであり、食べ過ぎることで酵素を余分に
消費してしまうことで身体の代謝に影響が生じます。

また食べ過ぎは「消化不良」にも繋がりますので注意しましょう。
「腹八分」という言葉がありますが、この言葉は間違いではありません。
少し物足りないくらいの状態で食事を終えた方が、しっかりと消化が行われて食材の栄養素を
身体に吸収することができるので、「少食」を意識すると良いです。


◎関連記事はこちら→[消化不良を甘く見ないこと]
          [消化不良を引き起こす原因とは?]


この「少食」を心掛けつつ、生野菜や果物など酵素の含まれた食材を摂取することで酵素の
無駄遣いを防ぎ、身体の中の酵素が満ち足りた状態でいることが「健康」に繋がります。


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