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ブログ 2022年7月

食品の裏側 〜どう食品が作られているか誰も知らない〜

今回は「食品の裏側 〜どう食品が作られているか誰も知らない〜」というテーマです。

 

 

ほとんどの人は、自分が食べている「食品」がどのように作られているか知らないことでしょう。

 

例えば、普段コーヒーに入れているミルクが水とサラダ油と添加物だけで出来ていることを知らない。

サボテンに寄生する虫をすり潰して染めた「健康飲料」を飲んでいるとは思いもしない。

「身体のため」と買って食べているパックサラダが「殺菌剤」のプールで何度も何度も消毒されているのを知らない。

美味しいミートボールが大量の添加物を使って再生された廃棄寸前の肉だということなど想像も出来ない。

 
 

このように、私たちは毎日自分の身体の中に入れる「食品」だというにも関わらず、それがどうやって作られていて、その「裏側」でどのような添加物がどれほど使われているのか、ということを何も知らないのです。

ただただ、「一流メーカーが作っているから大丈夫」・「大手スーパーが売っているのだから変なものであるはずがない」。

そう信じて食べているのが現状なのです。

 

 

 

 

<参考文献>

食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜

(東洋経済新報社・2005)

著者:安倍司


サンキュー・ノートのすすめ

今回は「サンキュー・ノートのすすめ」というテーマです。

 

 

人生の最後に大切なのは、周囲の人々に「感謝」を伝えることだと思っています。

 

これまで、苦楽を共にしてきた配偶者や子供たちにあなた方と人生を過ごせたことは幸せだったと言葉で伝える。

すると、その場には温かいものが流れ、これまでの人生が走馬灯のように思い出されて、みんなが次々感謝を口にして涙涙となるでしょう。

少し面映ゆいけれども、素直になって感情を解き放つと、後に残された人々の心の中であなたへの思いがいつまでも灯るはずです。

 

家族がいない場合には、親しい友人・知人に感謝を述べるとよいでしょう。

 

また、死期が近づいて本人から言い出すのが難しそうであれば、周囲の方から「私を産んで、育ててくれてありがとう」・「あなたと友達になれたことが私の財産」などと切り出してあげるのもいい。

 

ところで、ガンは亡くなる直前まで意識がしっかりしているので、以上に述べたような会話や交流が可能です。

ところが心筋梗塞や脳卒中だと、その機会を奪われてしまいます。

 

そこで、高齢者と言われる年齢になったら、あらかじめ「サンキュー・ノート」を書いておくことをおすすめします。




<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠

緩和ケアを上手に使う

今回は「緩和ケアを上手に使う」というテーマです。

 

 
 

緩和ケアというと、末期ガンのケースを思い浮かべることでしょう。

 

しかし、ガンの末期とは言えなくても、重大な症状が出てくることがあります。

例えば、膵臓ガンによる「腹痛」、大腸ガンによる「腸閉塞」やガンが胆管を閉塞しての「黄疸」、あるいはガンからの「大出血」などです。

 

ガンを治療した後も、ガンを放置した場合も、これらの症状が出て生活の質が低下することがあります。

その場合、症状を和らげることが出来れば、身体が楽になって生命力が回復し、より長生き出来るものです。

どのような症状にどのような緩和法を用いるか。

ガンの種類や症状が異なれば、それに適した緩和ケアの方法も違ってきますが、典型的なケースを解説しましょう。

 
 

●痛みがある「膵臓ガン」を例にとります。

腹痛や背部痛が生じて、調べたら膵臓ガンだった場合です。

痛みはガンが膵臓の外に出て、周辺の神経を巻き込み、刺激するために生じています。

そのため、外科医も「手術不能」と言うはずで、鎮痛剤を処方されます。

それと共に担当医は、抗ガン剤治療を勧めてくるはずです。

「腫瘍内科」という、抗ガン剤治療を専門とする診療科に紹介されることもあります。

 

その場合、もし抗ガン剤治療を受けると、ガンが小さくなって痛みが軽減するケースもありますが、少数です。

そして、痛みが軽減した場合にも、抗ガン剤の副作用が出て苦しみますし、命の長さも縮むでしょう。

 

従って、鎮痛剤が効かないケースや、痛みをとって鎮痛剤を止めたいケースでは、副作用がほとんどない「放射線治療」を受けるのが最適です。

ガンの部位に集中的に放射線を照射するため、痛みが取れる可能性は抗ガン剤のそれを凌駕します。

 

しかし、問題が2つあります。

 

1つ目は担当医が放射線治療科を紹介してくれないことが多々あることです。

 

患者さんが「放射線はどうですか?」と聞いても「いや、抗ガン剤で行きましょう」と取り合ってくれないのです。

病院のしきたりとして、担当医が紹介状を書かないと他科を受診することは困難です。

要するに病院の中に見えない壁があり、患者さんだけでそれを突破するのは難しいのです。

 

2つ目は放射線治療のやり過ぎです。

 

膵臓の周囲には胃袋や腸などの重要臓器があり、「過線量」になると消化管の穿孔(=穴が開く)や出血などが生じて落命することさえあります。

従って、放射線治療医と総線量(つまり治療回数)についてよく話し合いましょう。




<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠

ガンになった場合の生活術

今回は「ガンになった場合の生活術」というテーマです。

 

 

 

まず結論から言うと、近藤氏はガンの患者さんが長生きするために、本人が出来る特別な方法はないと考えています。

 

十分な栄養を摂って、日光浴を兼ねて散歩をし、仕事や家事に勤しみ、家族や友人と交流して楽しく日々を送る。

これに勝る生活術はないはずです。

 

患者さんたちが願う「ガンの治癒」。

初発病巣や転移病巣が縮小し、消失するケースは確かに存在します。

格式の高い医学雑誌にも、数多くの実例論文が載っています。

但し、「この方法で消えた」と因果関係を明示する論文は皆無です。

 

ガンが増大するか縮小するかは、ガン細胞の「増殖力」と、ガンが育つ「場」である正常組織の「ガンに対する抵抗力」のバランスによって決まると考えられます。

そうだとすると、正常組織の抵抗力を落とさないようにすることが大事です。

 

この点、インターネットなどでは抵抗力を落とすような方法ばかりが囃し立てられています。

ことに食事療法です。

玄米菜食、ゲルソン療法、糖質制限などに共通するのは、真面目に取り組むと体重が減って激やせすることです。

 

実行されている人たちは「十分食べられないことは、こんなに辛いのだから、きっと効果が上がるはず」と思うようですが、逆効果です。

普通の体格の人が痩せると、正常組織が栄養不足になって、ガンに対する抵抗力が奪われるのです。

 

ですから、普通の体格の人が長生きするためには、体重が減るようなことをしない、というのが重要な心得になります。

他方で、激やせしている方は体重を増やし、ビア樽型の人は体重を落とすことが重要です。




<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠

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