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食品添加物と上手に付き合う5つのポイント 〜②加工度の低いものを選ぶ〜

今回は「加工度の低いものを選ぶ」というテーマです。

 

 

食品を購入するときには、なるべく「加工度」の低いものを選ぶことも大切です。

 

例えば、【ご飯】

全く加工されていない状態が「生米」。

加工度が最も高いのが、スーパーやコンビニで売られている「冷凍ピラフ」や「おにぎり」だとします。

 

お米を買ってきて、自宅の炊飯器で炊けば添加物はゼロです。

これが冷凍ピラフやおにぎりに加工されると、「調味料(アミノ酸等)」や「グリシン」などの添加物が入り込んできてしまうのです。

 

しかし、時間がなくて自分でご飯を炊いていられないというときもあるでしょう。

そんなときでも、冷凍ピラフやおにぎりなどの最終形に安直に頼るのではなく、その途中の段階であるパック入りのご飯にするなど、そうした工夫をしてほしいのです。

 

また、【野菜】も同じことです。

野菜をそのまま買えば添加物は入っていませんが、カット野菜やパックサラダになると、「次亜塩素酸ソーダ」で殺菌されていたりします。

 

もっと加工度の高い「中華どんぶりの素」などはどうか?

こうなると、「化学調味料」や「たんぱく加水分解物」、「増粘多糖類」、「着色料」、「酸味料」など、更に添加物は多くなります。

 

間違えて欲しくないのですが、「加工度の高いものは絶対に使うな」ということではありません。

忙しいときなど、たまには楽をしたくもなります。

その気持ちはわかりますし、たまにはそんなときがあってもいいと思います。

 

しかし、あまり頻繁に使うことはオススメ出来ません。

普段は、なるべくカットしていない野菜を買ってきて手作りを心掛け、どうしてもというときだけ使うというようにしてみてはどうでしょうか?

 

 

手間をとるか、添加物をとるか。

それを心に留めておいて欲しいのです。

加工度が高くなればなるほど、添加物は多くなります。

「光」が強ければ強いほど、「影」も深いのだということをくれぐれも忘れないで下さい。

 




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

カテゴリ:

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食品添加物と上手に付き合う5つのポイント 〜③「知って」食べる〜

今回は「知って食べる」というテーマです。

 

 

「①『裏』の表示をよく見て買う」で述べたことにも繋がりますが、自分の食べるもの、あるいは家族に食べさせるものに、どんな添加物が入っているかを「知って」食べて欲しいのです。

 

例えば、どうしても忙しくて、レトルトの麻婆豆腐の素を使って料理をし、出来合いのポテトサラダを付け合わせにしてしまったとします。

 

表示を見れば、それだけで何種類かの添加物を摂ってしまうことがわかります。

その事実をきちんと「知る」だけでも、全然違うのです。

 

何を食べたかを「知る」ことによって、「反省」の気持ちが生まれるはずです。

 

「反省」の気持ちにも3つあります。

①「手抜きをしてしまった」という気持ち

②「添加物を食べてしまった」という気持ち

③「食べ物の尊さに触れられない」という気持ち

 

そんな3つの気持ちがあれば、次は「手作りのものを食べよう」という気持ちになるのではないのでしょうか。

 

 

「全て手作りなんて、とても出来ない」

「時間がなくて、無理です」

添加物の話をすると、よくそういった声を耳にします。

 

実際、加工食品に一切頼らずに全てを手作りするのは困難です。

そういう意味では、ときどき加工食品を使うことは仕方のないことだと思います。

 

ですから、極論すればコンビニの弁当が2日続いてもいい、加工食品の日が週に3日あってもいいと思います。

 

それでも、もし自分が何を食べているかを「知って」いれば、そこからきっと家族や自分自身に対する「ごめんなさい」の気持ちが生まれるはずです。

細かい毒性や危険性まで知らなくても、自分が家族に出した、自分自身が口にした加工食品には添加物が入っていることを「知って」いれば、必ず「手作り」の反動が来るのではないでしょうか。

 

今週は3日も加工食品に頼ってしまったから、残りは手作りしようという思いになるのではないでしょうか。

 

なので、「全てを手作りなんて無理」と言わず、1週間というスパンで考えてほしいと思うのです。

そのためにも、まずは自分が何を食べているのかを「知って」食べて欲しいのです。




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

食品添加物と上手に付き合う5つのポイント 〜①「裏」の表示をよく見て買う〜

今回は「①裏の表示をよく見て買う」というテーマです。
 
 
スーパーなどで食品を買うとき、どれほどの人が「裏」の表示を見ているでしょうか?
値段と外見、賞味期限を見るぐらいで、簡単にカゴに放り込んではいないでしょうか?
 
食品を買うときには、必ずひっくり返して「裏」を見る習慣をつけてほしいと思います。
 
そして、「台所にないもの=食品添加物」という公式を頭の片隅に置きながら、なるべく「台所にないもの」が少ない食品を買うことです。
台所にないカタカナがぞろぞろ書いてあるようなものは避けましょう。
 
もちろん、「台所にないもの」が全く入っていない食品を探すのはなかなか困難です。
ゼロにするのは無理ですが、「台所にないもの」の数が少ない食品をなるべく選ぶというのなら出来るはずです。

 
例えば、野菜の水煮パック。
原材料表示のところに野菜の名前だけしか書いていないものもあれば、「漂白剤」「pH調整剤」「酸化防止剤」といった添加物を使っているものもあります。
「裏」を見て買うのと見ないで買うのとでは大違いです。
 
「裏」の表示を見比べて、出来るだけ「台所にないもの」が少ない方を選ぶ。
こうすれば、添加物1つ1つの毒性の知識が無くても、おのずと安全性の高い食品を選ぶことが出来るのです。



<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

食品添加物と上手に付き合う5つのポイント

今回は「食品添加物と上手に付き合う5つのポイント」というテーマです。

 

 

これまで、食品添加物に対する様々な話をお伝えしてきました。

 

では、食品添加物と上手に付き合うために、今私たちができること、するべきことは何なのでしょう?

 

次の5つのポイントを挙げていきます。

 

①「裏」の表示をよく見て買う

②加工度の低いものを選ぶ

③「知って」食べる

④安いものだけに飛びつかない

⑤「素朴な疑問」を持つこと

 

これらのポイントについての内容は、次回から書いていきます。




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

食品添加物とは台所にないもの

今回は「食品添加物とは台所にないもの」というテーマです。
 
 
食品添加物とは何か?
科学者であれば、「食品の製造の過程において、または加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいい、その役割は…」などと説明を始めるところかもしれません。
 
しかし、そんな複雑に考えずに、「食品添加物とは台所にないもの」という極めてシンプルに考えると誰にとってもわかりやすいのではないでしょうか。
 
台所には様々な調味料があります。
まず、「醤油」・「味噌」・「砂糖」・「塩」・「酢」などの基本調味料はあるでしょう。
「化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)」はあるかも知れませんが、その他に添加物らしきものを探すと、「重曹」や「ベーキングパウダー」ぐらいのもの。
漬物を漬ける人ならば、たくあんに色を付ける「クチナシ」もあるかもしれません。
 
でも、家庭で漬物を漬けるときに保存料の「ソルビン酸」を使う人はまずいないでしょう。
「安息香酸」も「キサンタンガム」もない。
「コチニール」も「亜硝酸ナトリウム」も「ポリリン酸」もない。
 
つまり、台所にないもの、およそ想像がつかないもの、それが食品添加物なのです。



<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

食品添加物は敵か?

今回は「食品添加物は敵か?」というテーマです。

 

 

私たちは、実は遥か昔から「添加物」と付き合っているのです。

 

例えば、日本が世界に誇る健康食である「豆腐」。

豆腐は大豆を搾った豆乳を「にがり(塩化マグネシウム)」で固めて作りますが、この「にがり」は添加物そのものです。

 

しかし、添加物はダメだからといって「にがり」を使わないのなら、豆腐も食べられずに豆乳を飲むだけになってしまいます。

 

また、日本人には古来より結婚式で来客に「紅白まんじゅう」を配る習慣がありますが、この紅白まんじゅうの赤の方は「食紅」で染められています。

食紅を使いたくないというなら、紅白まんじゅうも食べられなかったわけです。

 

それ以外にも、まんじゅうのふくらし粉として使われる「重曹」も添加物です。

こんにゃくを固めるための「水酸化カルシウム」もそう。

つまり、添加物がダメだというのなら私たちは「まんじゅう」も「こんにゃく」も食べられないのです。

 

 

食品添加物と聞くとデメリットの方がよく思い浮かびますが、メリットもあるのです。

商品の「安さ」・「手軽さ」・「便利さ」といったメリットや、今紹介した豆腐や紅白まんじゅうを食べられるのも、添加物のおかげなのです。

 

そうしたメリットや恩恵については知らん振りをしておいて、「あれが悪い」・「これが危険」・「食べてはいけない」・「買ってはいけない」、そう脅しても何の意味もないのです。

 

添加物を単純に目の敵にして、拒否するのではなく、どう付き合い、どう向かい合うのか。

それこそが大切なのです。




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司

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