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生き方の改善 8つの心掛け ⑤暴飲暴食は止めて、身体にやさしい食事をする

続いての心掛けは「食事」についての話です。


私たち人間は食事をしなければ生きていくことができません。
しかし食事といっても、食べる時間や食べる内容、食べる量など様々なこと
に対して意識をしないと身体に負担がかかってしまいます。

「食べ過ぎは身体に毒」という言葉もあるように、暴飲暴食は身体に大きな負担がかかります。



特に「消化」に対しての負担が大きく、
消化不良の問題があります。
消化不良とは胃酸や消化酵素による
消化能力が低下することで、

十分な消化が行われないこと
です。


消化不良が起こると、小腸や大腸などの腸内などで腐敗や異常発酵などが起こります。
すると腸内には有害物質が蔓延し、その一部が吸収されて血液に混じり汚れることで
炎症が起こり、免疫系の疾患やアレルギーに侵されやすくなり、がんの誘因にもなります。




また暴飲暴食は酵素栄養学の観点から見ると、食物の消化に酵素が大量に
使われてしまう問題もあります。
人間の体内には大きく分けて「消化酵素」と「代謝酵素」という2種類の酵素が存在します。
この2種類の酵素を簡単に説明すると、「消化酵素」は食べ物の消化活動に必要なものであり、
「代謝酵素」は生命活動に必要なものです。

酵素の量には限りがあるため、食べ物の消化に消化酵素が大量に使われてしまうと、
生命活動に必要な代謝酵素が不足気味になってしまいます。

代謝酵素が不足気味になると代謝の働きが悪くなったり、体内の毒素や老廃物などの
排出が上手くいかなくなったりしてしまいます。
その結果、身体の免疫力が低下してしまうことで病気にかかりやすくなってしまったり、
病気にかかると治りにくい身体になるおそれがあります。




そのようなことにならないために、暴飲暴食という身体に負担のかかる食事は避けましょう。

ポイントとしては次の3つのことに意識すると良いでしょう。
①食事の時間 ②食時の内容 ③食時の量

まず1つ目の食事の時間ですが、
朝の時間は食事を控えて過ごし、夜の食事は
遅い時間を避けて午後8時までに食事を終わらせるように心掛けましょう。


次に2つ目の食事の内容ですが、肉類や乳製品の過剰摂取を避けて豆類やキノコ類、
海藻などをたくさん摂るように心掛けましょう。

また、酵素が含まれる生の食材も積極的に摂り入れることをおすすめします。

最後に3つ目の食事の量ですが、お腹一杯まで食べてしまうと食べ物の消化に
負担がかかってしまうので、
腹八分までに留めることが大事です。



{関連記事はこちら}
[酵素の種類とは?]
[消化酵素と代謝酵素の関係性とは?]
[体内酵素のバランスが健康を左右する?]
[生きた酵素を摂り入れるとは?]
[食事の時間を決めて、生理リズムを整えましょう]
[消化不良を甘く見てはいけない?]
[消化不良の様々な原因とは?]
[朝食は食べなくても大丈夫?]
[お腹一杯の食事は不健康になる?]





食生活により病気になりにくくなる? ~酵素が含まれる食事を~

今回は食生活について書いていきます。


みなさんは普段どのような食事を召し上がっていますか?
また食生活について何か気を付けていらっしゃいますか?


現代の食生活を見てみると肉類などの動物性タンパク質が摂取過剰であり、
野菜や果物は摂取不足の傾向にある方が多いです。

残念ながらこのような食生活に偏ってしまうと、過剰摂取した肉類は
消化不良となり腸内で腐敗し、病の原因へと繋がります。


なお、現代の食生活はナトリウム(塩分)の摂取も過剰です。
人間の身体を構成する細胞の外部にナトリウム、内部にカリウムが存在しており、
ミネラルバランスが保たれていますが、ナトリウム(塩分)の摂取が多くなると
このバランスが崩れてしまい、細胞の代謝がうまく働かなくなってしまいます。

カリウムが豊富に含まれている野菜や果物は、現代の食生活では摂取が少ないため、
よりバランスが崩れやすい状態にあるといえるでしょう。



そのため、ぜひともおすすめしたいものが「酵素」の含まれる食事です。
酵素は私たち人間が生きるために必要不可欠なものであり、
食べ物の消化のためには「消化酵素」、あらゆる生命活動を
効率的に行うためには「代謝酵素」が必要となります。


つまり酵素が不足すると食べ物の消化不良が起きたり、
栄養素が体内に十分吸収されなかったり、
体内の毒素や老廃物が体外に排出されなかったりと、
代謝がうまく行われないことで免疫力の低下を招き、
病を引き起こすおそれがあります。




では、酵素の含まれる食べ物とはどのようなものなのでしょうか?

「酵素」は新鮮な野菜や果物、
生肉や生魚などの「生」の食材
多く含まれています。
また、納豆などの発酵食品
漬物にも多く含まれています。
そして「酵素」は熱に弱いため、
「生」の状態で摂取することが重要です。



{関連記事はこちら}
[生きた酵素を食事に摂り入れましょう]
[消化不良を甘く見ないこと]

[果物が身体によい理由とは?]
[栄養素カリウムについて]
[酵素の豊富な発酵食品]
[消化酵素と代謝酵素の関係性とは?]

酵素不足により引き起こされる病とは?

これまで「酵素」は私たち人間が生きていくために
必要不可欠なもの
であることを書いてきました。

酵素不足になると身体の中の「消化酵素」と「代謝酵素」
が十分に働かなくなり、消化不良を引き起こしたり、
うまく代謝が行われないことで体内の毒素や老廃物が
排出されずに溜まってしまいます。



ではこの酵素不足により引き起こされる病とはどのようなものがあるのでしょうか?
それは「生活習慣病」です。
生活習慣病は生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称
であり、代表的な病気としてガン糖尿病心筋梗塞脳梗塞などが挙げられます。

生活習慣病の原因としては食生活や運動不足、飲酒や喫煙、睡眠やストレスなど
毎日の生活習慣に深く関わりがあります。



一見、酵素と生活習慣病は関係なさそうに思われますが密接な関係にあります。
なぜならこれらの原因は「酵素の無駄遣い」であるからです。

例えば食生活の乱れにより「消化酵素」を浪費してしまい、さらに消化不良を
引き起こすおそれがあります。
そして消化不良により消化しきれなかった栄養素が体内に蓄積されることで肥満に
なったり、血液中に脂肪が入り込むことで血液がドロドロになって血流が悪くなったりします。

その他の生活習慣も酵素の浪費に繋がるので、体内の酵素が不足しがちになります。
すると消化や代謝がうまく行われずに、免疫力の低下から多くの病気や不調の原因
にもなるおそれがあります。


なので生活習慣を正すことで酵素の無駄遣いを抑えることが重要なこととなります。
また酵素を積極的に摂り入れることも重要なことです。

関連記事はこちら→[消化酵素と代謝酵素の関係性]
                           [体内酵素のバランスが健康を左右する?]
                           [食事の中で酵素を摂り入れましょう]
                           [消化不良を甘く見ないこと]
                           [消化不良を引き起こす原因は?]


消化不良の原因  ⑨アルコール、タバコの喫煙、ストレス ~その1 アルコールについて~

今回は「アルコール」について書いていきます。


まず初めに、アルコールの分解は肝臓で行われます。
分解の仕組みを説明すると、アルコールは脱水素酵素(ADH)
により有害なアセトアルデヒドとなります。

そしてアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)
により無害な酢酸になります。

酢酸は血液に乗り、肝臓から筋肉や心臓へと移動してさらに
分解されて最終的に水と炭酸ガスになり、尿や汗、呼気となって
体外に排出されます。



<参考>:アセトアルデヒドは毒性作用があり、飲酒時に顔が赤くなったり、
       動悸や吐き気、頭痛などの原因となります。
     また、アルコールを分解能力以上に摂取するとガンや臓器障害などを
     引き起こすおそれがあるので、摂取量には注意が必要です。
   
   
このようにアルコールの分解には「酵素」が必要になります。
酵素には主に3種類の酵素があり、体内酵素である「消化酵素」と「代謝酵素」、
体外酵素である「食物酵素」と分類されています。
アルコールの分解には「代謝酵素」が使われます。
「代謝酵素」は生命活動に関係している酵素であり、この酵素が不足すると
身体で行われる代謝が上手く行われなくなります。

もう少し具体的に言うと、臓器が上手く働かなくなることで十分な排泄ができなくなります。
すると身体に毒素や老廃物が溜まってしまい、免疫力が下がることで
病に侵されやすくなったり、病が治りにくくなります。


◎関連記事はこちら→[酵素の分類]


ちなみにアルコール分解を助ける食べ物として、枝豆トマトゴマはちみつ
などがおすすめです。
枝豆にはアルコール分解に必要なビタミンCや肝臓の負担を減らしてくれるビタミンB1、
肝臓の細胞を活性化させてアルコール代謝を助けるレシチンなどが含まれています。
また豆腐や納豆などの大豆製品もおすすめです。
トマトにもアルコール分解のためのビタミンCや飲酒により肝臓に生じる活性酸素を
無害化してくれるリコピンなどが含まれています。
ゴマにはアルコール代謝を促進するビタミンB15が含まれ、アセトアルデヒドの分解を
促進するポリフェノールやセサミンなども含まれています。
はちみつはミネラルを多く含む糖質が豊富であり、アルコール分解に効果的です。

枝豆やトマトなどはお酒のおつまみとしてよく知られており、食べ物の組み合わせとして
うまく出来ていると思います。

◎関連記事はこちら→[食べ物の組み合わせには意味がある?]







消化不良の原因  ⑦薬の長期的な使用 ~薬に頼りすぎることは問題~

今回の話はお薬についてです。

薬は非常に多くの種類が存在し、疾病の治療や予防などに使われ、時と場合によって非常に役立つものです。
例えば、頭が痛いときは頭痛薬・お腹が痛いときは胃腸薬・熱を出したときは解熱剤など様々な種類の薬が
あり、お世話になる機会が多い人もいると思います。


しかし、薬は人工的に作られた自然界には存在しない物質です。
このような物質の消化は人間の身体に負担がかかってしまいます。
消化に負担がかかるということは、胃腸などの臓器に負担をかける
だけではなく体内の「消化酵素」も多く消費します。
「消化酵素」が多く使われてしまうと、身体の健康を維持するための
「代謝酵素」が足りなくなるおそれがあります。

                      
◎関連記事はこちら→[消化酵素と代謝酵素の関係性]


では、薬を飲むことはいけないことなのでしょうか?
大事なことは薬を飲むこと自体がいけないということではなく、時と場合を考えて服用するということです。
薬は病気のときには飲まなければならないときもあります。
問題なのは薬を常時服用している、長期的に服用している、すぐ服用してしまうなどの場合です。
つまり、本当は飲まなくても大丈夫な状態でも薬に依存してしまって服用していたり、痛くなったら
とりあえずすぐ薬を飲むといったことは人間の身体にとっては決してよいことではありません。

例えば、消化不良で胃がもたれたと思うと「胃薬を飲もう」と思う方は多いでしょう。
しかし、胃薬を飲み続けているとさらに胃が悪くなってしまうというおかしな結果になってしまいます。
というのは、消化は基本的には消化酵素と補酵素によって行われます。
消化酵素が十分にあり、胃酸の働きが良ければ消化不良になることはまずありませんが、
酵素不足の食生活を続けていると胃酸が不足し、消化不良になってしまいます。
胃薬のほとんどが胃の働きを止めてしまう作用があり、胃酸分泌が少なくなります。
そのため胃薬を飲み続けていると、消化不良を解消するどころか逆に進行させてしまうという
悪循環を引き起こしてしまい、さらに別の病のきっかけにもなりかねません。


◎関連記事はこちら→[補酵素とは?]


そうならないためには、酵素たっぷりの食事を摂ることが有効です。
また消化力が弱っているときは半断食などを行ってみたりして、
胃腸などの消化器官を休ませるということも大事なことです。

安易に「病気になったら薬を飲む」という考え方だけが治療とは限りません。
食事内容や生活の改善を行うことで消化不良という状態を改善すれば、
自然と病に侵されにくい身体へと変わっていき、薬に対しての考え方も
変わってくると思います。


◎関連記事はこちら→[生きた酵素を摂り入れる]


消化不良の原因  ⑤動物性食品の多い食事と食物繊維の少ない食事 ~植物性食品の多い食事を心掛けましょう~

今回は食事の内容についての話です。
内容自体は以前の記事とかぶることがありますが、大事なことなのでまた書いていきます。

動物性食品とは動物由来の食品のことであり、肉や魚、卵や乳製品などのものを言います。
それに対して植物性食品とは植物由来の食品のことであり、穀類・芋・豆・野菜・果物・
キノコ・海藻類などのものをいいます。

そして、一般的に動物性食品は植物性食品に比べて「消化」に
時間がかかるため、消化器官に負担がかかりやすくなります。

さらに動物性食品の多くは加熱された状態の食べ物です。
加熱により食材は食べやすくはなりますが、食材に含まれる
「酵素」は加熱により失活してしまうので食材自身の自己消化
が行われなくなります。

すると、食べ物の消化には人間の消化器官が全て行わなければ
ならなくなります。
身体にとって消化活動というものはとても負担のかかることであり、
食べ物の消化には体内酵素である「消化酵素」を使います。
                 この「消化酵素」ともう一つの体内酵素である「代謝酵素」の
                   バランスが悪いと消化不良にとどまらず、身体に様々な不調を
                                                   きたしてしまいます。

                                                  ◎関連記事はこちら→[体内酵素のバランスについてはこちら]


そのような状態にならないためには、植物性食品を摂るようにすると
良いでしょう。
特に酵素が含まれる「生」の食材を摂り入れることが大事です。
食材に含まれる「食物酵素」の自己消化により、人間の消化活動の
負担が軽減されるため「消化」が十分に行われ、消化不良という状態
になりにくくなります。
また植物性食品には食物繊維が豊富に含まれ、腸内をきれいにして
くれる作用があり、これも消化不良を引き起こさないようにしてくれます。
                                                  ◎関連記事はこちら→[生きた酵素についてはこちら]



なお、ここで間違えないでほしいことは動物性食品を摂ってはいけないということ
ではなく、必要以上に摂らないということです。

つまり大事なことは食事のバランスということです。
消化に負担のかかる動物性食品ばかり食べていると当然のことながら消化活動に
限界がきてしまうので、消化活動を助けるために植物性食品を摂る必要があるのです。
また現代人の食事は「消化」という点では食べ過ぎの傾向にあります。
消化器官に負担をかけすぎないためには、食事のバランスに気を付けながら
食べる量も腹八分に抑えるとなお良いでしょう。
時には半断食などで消化器官を休ませることも大事なことです。

 関連記事はこちら→[半断食で内臓を休ませるについてはこちら]
          [消化酵素の使い方で健康が左右されるについてはこちら]



消化不良の原因  ①加熱食中心の生活 ~酵素を意識すること~

前回、消化不良の原因として9つの原因を挙げました。
それぞれの原因をもう少し説明していきたいと思います。


加熱食とは言葉の通り、加熱調理された食べ物のことをいいます。
加熱調理は炒める・煮る・揚げる・焼く・蒸すなど様々な方法があり、
食材を柔らかくして食べやすくするなどの利点があります。

しかし「酵素」という点から見ると、酵素は熱に弱いため加熱して
しまうと失活してしまいます。
「酵素」は生の食材や発酵食品などに含まれ、加熱食には含まれません。



ではなぜこの「酵素」が重要なのでしょうか?
「生」の食材に含まれる「食物酵素」は食材が持っている酵素であり、
自己消化という形で事前に一定の消化を行います。
つまり食物酵素は消化の手助けという働きをしてくれるのです。
◎関連記事→[食べ物の組み合わせについてはこちら]

ですが、加熱調理されると食物酵素の消化機能が
働かなくなってしまいます。
すると、食べ物の消化には人間の消化器官が全て
負担することになります。
食べ物の消化には酵素が必要であり、消化には
体内酵素である「消化酵素」が使われます。

そして消化には限度があるため、加熱食中心の食事ですと
                 「消化酵素」での消化が追い付かず、消化不良に陥るのです。


ここで重要なことは加熱食を食べてはいけないということではなく、
酵素が含まれる「生」の食材を摂ることが必要だということです。
現代人の食生活はファミレスなどの外食、コンビニの弁当などの中食、
自炊などの内食のいずれも加熱食の割合が多いので、生食の割合を
増やすことを意識することが大事です。
◎関連記事→ [生きた酵素についてはこちら]




また、私たち人間の体内には体内酵素である「消化酵素」と「代謝酵素」が存在します。
◎関連記事→ [酵素の分類についてはこちら]

この2種類の酵素は優先順位があり、消化酵素→代謝酵素の順で使われていきます。
「食物酵素」が足りなければ、食べ物の消化には大量の「消化酵素」を使うため、
生命活動に必要な「代謝酵素」に十分回すことができなくなる恐れが生じます。
「代謝酵素」が足りなくなってくると代謝が落ち、それに伴い免疫力も下がります。
免疫力が下がると身体を守ろうとする機能が落ちるため、体調不良に陥ったり、
病に侵されやすくなってしまいます。

このようなことから、「消化酵素」を浪費しないためにも「生」の食材から酵素を
摂り入れる必要があるのです。
◎関連記事→[消化酵素と代謝酵素の関係性についてはこちら]
                  [消化酵素を浪費しないためのポイントについてはこちら]



酵素栄養学とは? ~酵素を例えるなら?~

以前に書きましたが、「酵素」は私たちの身体の中で起こる全ての
化学反応、生物反応に関わるもの
であり、酵素なしでは消化吸収
することもできませんし、
あらゆる生命活動を行うこともできません。

私たちは生きるために毎日食事を摂り、その食材に含まれる
栄養素を消化し、体内に吸収することでエネルギーへと変換しています。
この消化吸収には「消化酵素」が使われています。
そして体内に吸収された栄養素が様々な活動を営む際に、
「代謝酵素」がその媒介を行います。
つまり栄養素をいくら摂ったとしても、
「酵素」がなければその栄養素を
エネルギーに変えることもできず、体内でうまく使うこともできないのです。

また、酵素がうまく働くための「補酵素」も忘れてはいけない存在です。


という説明を書きましたが、今回はこの「酵素」を少しわかりやすく例えてみましょう。

人間の身体を「家」と例えるとすると、
酵素は「大工」
栄養素は「材料」
補酵素は「道具」です。





どういう事かといいますと、「家」は長く住んでいるうちに
老朽化(=老化)が進んできます。
すると、家の補修工事や修理、改築などをする必要があります。
そこで家をしっかり直そうといい「材料」を揃えます。
しかし、いくらいい「材料」を揃えても、腕のいい「大工」が
いなければ「材料」をうまく加工できないため、家の基礎も
まともに出来ず、欠陥工事にも繋がります。
また、「大工」が働くためには「道具」が必要です。




つまり「大工」である酵素がなければ、
「材料」である栄養素や「道具」である
補酵素があっても、エネルギーに変換
できないので、「家」という身体の健康を
保つことができず、病気に侵されやすくなります。

しかし、「大工」である酵素がしっかりあれば、
「道具」である補酵素を使用して、「材料」である
栄養素をうまくエネルギーに加工するので
「家」である身体の健康を保つことができるのです。







また「大工」である酵素の働きは主に2つあります。
①食べ物の消化活動(=消化酵素)
②身体の生命活動(=代謝酵素)

仮に、消化の悪い食べ物ばかりを食べてしまっていると、「大工」である酵素は
「消化」という仕事に没頭し、生きるための「代謝」の仕事まで手が回りません。

しかし、この食べ物に酵素(=食物酵素)が含まれていると「消化」の仕事の
効率が上がるので、「代謝」の仕事に手が回すことができます。

つまり、酵素が含まれる「生」の食材を食べることで消化が進むことにより、
「消化酵素」を節約することができ、その分「代謝酵素」に回せることで
新陳代謝が活発に行われて病気になりにくい健康な身体を保つことが
できるのです。

酵素栄養学とは? ~生きた酵素を食事に取り入れていますか?~

今回は私たちが食事の中で、酵素をしっかり摂取できているのか?
ということについて書いていきたいと思います。

昔ながらの日本食は、肉や魚よりも野菜を多く摂っており、
味噌や漬物などの発酵食品も多く摂っているため、
「消化酵素」を無駄に消費しない食事
といえます。




しかし、現代の日本人の食生活は食の欧米化が進み、
肉食の量が菜食の量を大幅に上回るという
「消化酵素」の浪費をする食事に変化しつつあります。

肉食に偏ることで加熱食の割合が必然的に多くなり、
「生」の食材を身体に取り入れることが少なくなることで、
身体の中にある「消費酵素」と「代謝酵素」の
バランスが悪くなり、病にかかりやすくなるのです。
 [詳しくはこちら]


「酵素」は新鮮な野菜や果物、生肉や生魚などの
「生」の食材に多く含まれています。
また、納豆などの発酵食品漬物にも多く含まれています。
そして「酵素」は熱に弱いので「生」の状態で摂取することが重要です。




加熱調理は炒める・煮る・揚げる・焼くなど様々あり、食材をおいしく仕上げることが
できますが、「生きた酵素」を摂るという点では加熱により酵素が失活してしまうので、
加熱食はNGとなります。

そのため、例えば菜食主義者(ベジタリアン)の方で毎日多くの野菜を食べていたとしても、
野菜を加熱調理している割合が高ければ、酵素不足の状態になっていることもあります。


重要なことは毎回の食事の中で「生きた酵素」を摂ることです。
肉食で加熱食中心の食生活では「酵素」は摂れません。
しかしながら、様々な食材を全て「生」の状態で摂るということは困難です。
なので例えば、毎食一品は生野菜のサラダや新鮮な果物をデザートとして
付け加えるといった食事内容にするというぐらいで構いません。
たったこれだけの変更でも、「消化酵素」の無駄遣いを抑えることができ、
その分「代謝酵素」へ回すことが出来ます。
「代謝酵素」が十分な状態であれば、病気にもなりにくい健康な身体に
なるので、ぜひ「生きた酵素」を摂り入れていってください。

酵素栄養学とは? ~酵素は職人気質な性質?~

「酵素」は私たちの身体の中で起こる全ての化学反応、生物反応に関わるものであり、
酵素なしでは消化吸収することもできませんし、呼吸をする・歩く・話す・笑うといった
あらゆる生命活動を行うことができません。

私たちは生きるために毎日食事を摂り、その食材に
含まれる栄養素を消化し、体内に吸収することで
エネルギーへと変換しています。
この消化吸収には「消化酵素」が使われています。
そして体内に吸収された栄養素が様々な活動を
営む際に、「代謝酵素」がその媒介を行います。
つまり栄養素をいくら摂ったとしても、「酵素」が
                 なければその栄養素をエネルギーに変えることもできず、
                 体内でうまく使うこともできないのです。


今回はその酵素の特徴的な性質について書いていきます。
「酵素」には特徴的な性質が2つあります。
1つ目の性質として、それぞれの酵素は決まった役割が存在しており、
原則として酵素は1つの物質に1つの働きしか行わないという性質です。
例えば、アミラーゼという酵素は炭水化物の消化だけを行ってブドウ糖にする働きを持ち、
プロテアーゼという酵素はタンパク質の消化だけを行ってアミノ酸にする働きを持ち、
リパーゼという酵素は脂肪の消化だけを行って脂肪酸にする働きを持ちます。
そのため、ある働きをする酵素が欠乏したときには生命活動に支障をきたすこともあります。
また病気の中には酵素欠損が原因とされるものもあるといわれます。

そして2つ目の性質として、酵素は働く条件がありその条件下でなければ
働かないという性質
があります。
主な条件として温度pH(水素イオン指数)が関係します。
酵素ごとに働く温度とpHは異なりますが、一般に最適温度は35~40℃で、
最適pHは7(中性)とされています。

このように「酵素」は一つのことに対してのみ働き、おまけに自分の好きな
環境でないと働かないという頑固な職人のような性質を持ちます。

話が少し逸れますが、人間の体温は37℃前後です。
ということは酵素の働く温度としては最適な状態なので、
消化酵素や代謝酵素がしっかりと機能します。
しかし、冷えなどにより体温が下がってしまうと
酵素の働きが低下してくるので、免疫力の低下や
病気になりやすくなります。

つまり重要なことは身体の酵素の働きを保つためには、
                 身体を冷やさないように適度な運動を行ったり、
                 身体を温めることで体温を適切に維持することです。




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