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ブログ 体温: 2019年2月

発熱は身体のメンテナンスを行っている? ~熱が出る意味とは?~

今回は「発熱」について書いていきたいと思います。





発熱は多くの方が経験した
ことのあるものであり、
風邪やインフルエンザなど
にかかったりすることで
場合によっては40℃近い
                                                       高熱が出ます。

高熱が出ると、身体の倦怠感や節々の痛みなどが現れ、
とても辛く感じます。

多くの方は熱が出た場合、解熱剤などで熱を下げよう
としますが、そうした方法ではかえって病気は治り
にくくなってしまうのです。







では、薬を飲むことで
病気が治りにくくなる
とは一体どういうこと
なのでしょうか?




本題の前に、「身体の免疫機能」について少し
思い出してみて下さい。

私たちの身体をウイルスや細菌から守る免疫に関わる
ものとして「白血球」があります。
その白血球の分類として、リンパ球・顆粒球・マクロファージ
などがあります。


これらは自律神経の働きによって割合が多少変化します。

ごく簡単に説明すると、リンパ球は副交感神経の支配を受け、
顆粒球は交感神経の支配を受けています。


交感神経が優位にあるときは、細菌などが身体に侵入
しやすいので顆粒球を増やし、その侵入に備えています。

副交感神経が優位にあるときは、消化や代謝の過程で身体に
不都合な物質を処理するために、リンパ球を増やしています。



交感神経優位の状態が続くと、リンパ球の割合が減り、
身体は低体温になってしまいます。


低体温の状態は身体の免疫力が低下してしまうので、
体温を上昇させることが重要になってきます。

そして体温が高くなれば、リンパ球の数が増えて
免疫力も高まってきます。



つまり、風邪などの状態はリンパ球が減って、免疫力が低下
しているため、身体は体温を上げてリンパ球を増やし、病原体
と戦おうとするというのが「発熱」のメカニズムなのです。


病気のとき、身体はアンバランスな状態になっているため、
そのバランスを取り戻そうとします。

そのため「発熱」はバランスを崩した体内をメンテナンス
している
ものと考えることができます。




話を本題に戻します。

身体は発熱することで風邪の細菌やウイルスを退治しよう
としているため、わざわざ薬によって解熱してしまっては
かえって治りが悪くなってしまうというわけなのです。


そのため多少の熱では薬は使用せずに、身体を十分に休めて、
発熱でリンパ球を増やして免疫機能によって、自然に治すと
いうことがベストの治療法
と考えられます。








身体の調子は自律神経次第? ~自律神経のバランスが大事~

今回は「自律神経」について書いていきます。




まず初めに私たち人間は恒温動物ゆえ、常に体温調整を
行っています。

例えば、暑い日には身体は汗をかくことで気化熱を放出し、
体温が必要以上に上がらないようにします。
逆に寒い日には肌や血管を収縮させることで、できる限り
熱が外に出ることを防いでいます。

そんな体温コントロールを担っているものが、「自律神経」
なのです。



自律神経とは簡単に言うと、「無意識のうちに体内の様々な
機能の調整を行っている神経」
のことを言います。

その自律神経は「交感神経」「副交感神経」に分けられ、
この2つが交互にバランスよく働くことで、体内環境が保た
れているのです。


◎交感神経:働いているときや運動しているときなど、
      身体が活動時のときに働きます。

◎副交感神経:睡眠やリラックス、食事のときなど、
       身体が休息時のときに働きます。




先ほど説明したように自律神経は、心臓や血管など意識的
に動かすことのできない働きを調整して、血圧や血流など
を支配しています。

血液は全身を巡って、体温を維持するためのエネルギーを
もたらしています。


例えば、食事をすると消化・分解された栄養素が肝臓に
運ばれ、エネルギーに変換されて、血液がそのエネルギー
を全身の細胞に分配するのです。
他にも、運動による熱エネルギーの分配などがあります。



裏を返せば、何かしらの原因により血流が途絶えてしまうと、
血液が身体に十分供給されず、その結果体温が下がってしまう
というわけなのです。


そんな血流が途絶えてしまう原因の1つとして、
「交感神経の緊張」
が挙げられます。

●具体例:睡眠不足でも仕事を続けているという状態。

通常、交感神経が働いた後は副交感神経が働き、
身体はバランスを保ちます。
しかし、上記の状態では副交感神経が働く余裕がないため、
身体は交感神経の緊張状態が続いてしまうのです。

交感神経は血管の収縮作用の働きをするので、
こうした緊張状態では血管が細くなります。
細い血管では流れる血液の量が少なくなるため、
全身の血液循環量が減ることで体温も下がってしまうのです。



すると、常に副交感神経を優位に働かせればよいのではないか?
という疑問が生まれます。

この問いの答えは「NO」です。

確かに副交感神経は血管の拡張作用の働きをするので、
血流が良くなります。
しかし、拡張作用が続くことで血管内の血液はスムーズに
流れなくなり、結果として血液の流れは悪くなってしまいます。



つまり先ほど説明した通り、
交感神経・副交感神経のどちらかに
極度に優位になってしまうことは、
身体のバランスが崩れてしまい、

低体温状態を引き起こし、様々な
病気を招いてしまいます。



しかし、反対に考えてみると交感神経・副交感神経のどちらに
偏ってしまっているのかが分かれば、その偏りを正すことにより、
病気の改善に繋がるというわけです。










{関連記事はこちら}
[自律神経と生活リズムの関係性とは?]
[交感神経過剰による低体温とは?]
[副交感神経過剰による低体温とは?]




冷え性は病気ではない? ~冷えを軽視しないこと~

今回は現代人の病気とも言われている「冷え性」に
ついて書いていきたいと思います。





「冷え性」はいまや女性だけでなく、男性も感じている
方が多くいらっしゃる大きな問題の1つです。


ある調査結果によると、「夏でも冷え性を感じますか?」
という質問に対して、実に女性の約半数の方が「感じる」
と答えたそうです。
特に20~30歳代の方は6~7割の方が冷えを感じている
のが現状です。



「冷える」ことは、言い方を変えると「身体の深部の体温を
下げないための防御反応」
と言えるでしょう。

私たち人間は冷気に触れる環境下では、身体の表面の血管を
収縮させて、毛穴も閉じることで、身体の放熱をできる限り
抑えて、深部の体温を維持しているのです。

こうした身体の反応がいわゆる「冷え性」として感じるのです。


このような身体の調整は自律神経が行っていますが、常に強い
冷気にされされてしまっていると、自律神経が過敏に反応する
ようになり、少しの寒さでも強い冷えを感じるようになって
しまいます。





そんな「冷え」は身体に良くないということは多くの方が
知っています。

しかし、冷えに悩んで病院に行っても、その悩みはまず解決
されないことがほとんどです。

なぜなら、現代医療の考え方は冷えを病気として見ていない
からなのです。

現代医療は西洋医学を基本とする考え方であり、「冷え」に
対してあまり重要視されていないことが現状です。


一方、東洋医学の考え方は「冷え」は健康を損ねる可能性のある
重要な症状として注目しています。


東洋医学の考え方を簡単に説明すると、身体が冷えることで病気
になり、身体を温めることで病気は改善されて、その結果として
健康を維持できる
という考え方です。




「冷えは万病の元」とも
言われているぐらいに、
身体に深刻な影響を与え
かねません。


「冷え」を決して軽く考えずに、できる限り身体を冷やさない・
常に身体を温める
ということが大事なことです。


平熱が高いほど元気である?

以前、体温の話を少し書きました。





体温といっても多くの方は普段は気にすることは少なく、
病気で熱が出たときなどでないと気にしないということが
ほとんどではないでしょうか?


しかし、体温は身体の免疫と密接な関係にあることから、
健康維持に大きく関わります。


体温が高ければ免疫力も高くなり、体温が低ければ免疫力も
低下するため、
「体温の高い状態を維持すること」が大事に
なってきます。



私たちの生命活動に欠かせない酵素が活発に働く体内環境は
37.2℃前後と言われているので、平熱としての体温は37.0℃
以上を目標に維持していく必要があります。


37.0℃と聞くと微熱の状態と捉えるかもしれませんが、
だるさや辛さなどの病的な自覚症状がなければ37.0℃は
熱ではなく、健康な体温と言えます。





そして、酵素が活発に
働く体温が保たれて
いないと、私たち人間
は病や体調不良になり
やすくなります。




低血圧の方を例に挙げてみましょう。
低血圧の方の特徴の1つとして、朝が弱いことがあります。

体温は朝が一番低く、起きて身体を動かすことに従って
上昇していきます。

健康な方であれば朝起きることに対して問題ないのですが、
低血圧の方は朝の体温が35.0℃に達しないという方もいます。

この体温では体内の生命活動が十分に行うことができないため、
低血圧の方は朝起きたり動いたりするという気力が出ないのです。

そのため、低血圧の方が朝が弱いというのは、血圧というよりも
体温が低いことが原因なのです。




このような体温の低い状態では、免疫力の低下により多くの病に
かかりやすくなります。


逆に体温が高い状態であれば病や体調不良にもなりにくいので、
健康で元気な身体を維持できるのです。


そのため、たかが体温と侮らずに普段の体温を意識する習慣を
身に付けると良いでしょう。




{関連記事はこちら}
[あなたの平熱は何度ありますか?]
[低体温の状態が病気になるわけとは?]
[健康のためには体温を上げましょう]







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