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ブログ 酵素の性質: 2016年8月

消化不良の原因  ②深夜の食習慣や睡眠不足など ~生理リズムを整えること~

続いては、食習慣や睡眠についての話を書いていきます。

消化不良の大きな原因は生活習慣にあります。
例えば午後8時以降の食事や深夜の食習慣を続けていたり、
食後にすぐ寝てしまったり、夜中まで起きていて慢性的な
睡眠不足など
は酵素栄養学での人間の生理リズムに
反しているため、消化不良の原因となります。

では、人間の生理リズムとはどのようなものなのでしょうか?

酵素栄養学では人間の生理リズムは
一日24時間を3つの時間帯に分けて考え、
午後8時~午前4時の時間帯は「吸収と代謝」
の時間
に当たります。

◎関連記事はこちら→[生理リズムの3つの時間帯とは?]




この「吸収と代謝」の時間帯は食べたものが消化されて、その栄養素が身体に吸収される時間です。
またこの時間帯は新陳代謝も行われるため、代謝のために酵素を使います。

そのため、この時間帯に食事をしてしまうと消化のために
「消化酵素」が使われてしまい、代謝のための「代謝酵素」
が不足する恐れがあります。

すると身体の疲れが取れなかったり、消化器官も働き続けて
いるために消化不良に陥ってしまうのです。

さらに代謝がしっかり行われなくなると、免疫力の低下から
体調不良や病に侵されやすい身体にもなってしまう
ので
                   食事の時間に気を付けましょう。

そして食後すぐに寝てしまうと「消化酵素」が上手く働かず、これも消化不良
の原因となるので寝る2~3時間前には食事を終えるとよいでしょう。

最後に睡眠不足ですが、人間は睡眠が必要不可欠です。
睡眠を取ることで心身の休息を得ることができ、代謝も
このときに行われます。

なので、睡眠不足の状態では身体が十分に休まっていないため、
疲れが取れなかったり、代謝が上手く行われていないために体内の
毒素や老廃物などが体外に排出されずに溜まった状態になってしまいます。
すると様々な病に侵される恐れが出てきますので、睡眠は必ず取るように
                 しましょう。
                 なお、就寝は午前0時までにするようにしましょう。
                 ◎関連記事はこちら→[早寝早起きの睡眠が良い理由とは?]


大事なことは上記のように人間には生理リズムがあり、そのリズムを理解して守ることで
消化不良にならないことにとどまらず、健康な身体へと変化・維持できるのです。

消化不良の原因  ①加熱食中心の生活 ~酵素を意識すること~

前回、消化不良の原因として9つの原因を挙げました。
それぞれの原因をもう少し説明していきたいと思います。


加熱食とは言葉の通り、加熱調理された食べ物のことをいいます。
加熱調理は炒める・煮る・揚げる・焼く・蒸すなど様々な方法があり、
食材を柔らかくして食べやすくするなどの利点があります。

しかし「酵素」という点から見ると、酵素は熱に弱いため加熱して
しまうと失活してしまいます。
「酵素」は生の食材や発酵食品などに含まれ、加熱食には含まれません。



ではなぜこの「酵素」が重要なのでしょうか?
「生」の食材に含まれる「食物酵素」は食材が持っている酵素であり、
自己消化という形で事前に一定の消化を行います。
つまり食物酵素は消化の手助けという働きをしてくれるのです。
◎関連記事→[食べ物の組み合わせについてはこちら]

ですが、加熱調理されると食物酵素の消化機能が
働かなくなってしまいます。
すると、食べ物の消化には人間の消化器官が全て
負担することになります。
食べ物の消化には酵素が必要であり、消化には
体内酵素である「消化酵素」が使われます。

そして消化には限度があるため、加熱食中心の食事ですと
                 「消化酵素」での消化が追い付かず、消化不良に陥るのです。


ここで重要なことは加熱食を食べてはいけないということではなく、
酵素が含まれる「生」の食材を摂ることが必要だということです。
現代人の食生活はファミレスなどの外食、コンビニの弁当などの中食、
自炊などの内食のいずれも加熱食の割合が多いので、生食の割合を
増やすことを意識することが大事です。
◎関連記事→ [生きた酵素についてはこちら]




また、私たち人間の体内には体内酵素である「消化酵素」と「代謝酵素」が存在します。
◎関連記事→ [酵素の分類についてはこちら]

この2種類の酵素は優先順位があり、消化酵素→代謝酵素の順で使われていきます。
「食物酵素」が足りなければ、食べ物の消化には大量の「消化酵素」を使うため、
生命活動に必要な「代謝酵素」に十分回すことができなくなる恐れが生じます。
「代謝酵素」が足りなくなってくると代謝が落ち、それに伴い免疫力も下がります。
免疫力が下がると身体を守ろうとする機能が落ちるため、体調不良に陥ったり、
病に侵されやすくなってしまいます。

このようなことから、「消化酵素」を浪費しないためにも「生」の食材から酵素を
摂り入れる必要があるのです。
◎関連記事→[消化酵素と代謝酵素の関係性についてはこちら]
                  [消化酵素を浪費しないためのポイントについてはこちら]



酵素栄養学とは? ~酵素を例えるなら?~

以前に書きましたが、「酵素」は私たちの身体の中で起こる全ての
化学反応、生物反応に関わるもの
であり、酵素なしでは消化吸収
することもできませんし、
あらゆる生命活動を行うこともできません。

私たちは生きるために毎日食事を摂り、その食材に含まれる
栄養素を消化し、体内に吸収することでエネルギーへと変換しています。
この消化吸収には「消化酵素」が使われています。
そして体内に吸収された栄養素が様々な活動を営む際に、
「代謝酵素」がその媒介を行います。
つまり栄養素をいくら摂ったとしても、
「酵素」がなければその栄養素を
エネルギーに変えることもできず、体内でうまく使うこともできないのです。

また、酵素がうまく働くための「補酵素」も忘れてはいけない存在です。


という説明を書きましたが、今回はこの「酵素」を少しわかりやすく例えてみましょう。

人間の身体を「家」と例えるとすると、
酵素は「大工」
栄養素は「材料」
補酵素は「道具」です。





どういう事かといいますと、「家」は長く住んでいるうちに
老朽化(=老化)が進んできます。
すると、家の補修工事や修理、改築などをする必要があります。
そこで家をしっかり直そうといい「材料」を揃えます。
しかし、いくらいい「材料」を揃えても、腕のいい「大工」が
いなければ「材料」をうまく加工できないため、家の基礎も
まともに出来ず、欠陥工事にも繋がります。
また、「大工」が働くためには「道具」が必要です。




つまり「大工」である酵素がなければ、
「材料」である栄養素や「道具」である
補酵素があっても、エネルギーに変換
できないので、「家」という身体の健康を
保つことができず、病気に侵されやすくなります。

しかし、「大工」である酵素がしっかりあれば、
「道具」である補酵素を使用して、「材料」である
栄養素をうまくエネルギーに加工するので
「家」である身体の健康を保つことができるのです。







また「大工」である酵素の働きは主に2つあります。
①食べ物の消化活動(=消化酵素)
②身体の生命活動(=代謝酵素)

仮に、消化の悪い食べ物ばかりを食べてしまっていると、「大工」である酵素は
「消化」という仕事に没頭し、生きるための「代謝」の仕事まで手が回りません。

しかし、この食べ物に酵素(=食物酵素)が含まれていると「消化」の仕事の
効率が上がるので、「代謝」の仕事に手が回すことができます。

つまり、酵素が含まれる「生」の食材を食べることで消化が進むことにより、
「消化酵素」を節約することができ、その分「代謝酵素」に回せることで
新陳代謝が活発に行われて病気になりにくい健康な身体を保つことが
できるのです。

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