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心得21 「乳ガン検診の結果は、全て忘れなさい」 ~その②子宮頸がんワクチンは無意味?~

今回は「子宮頸がんワクチンは無意味?」というテーマです。







近年、「子宮頸がんワクチン」と称してパピローマ・ウイルスの
予防ワクチンの接種が、小中学生の女子に強くすすめられていますが
ガンの予防には無意味のようです。



子宮頸がんの原因は性行為で感染するヒト・パピローマ・ウイルス
というウイルスであり、子宮頚部の上皮を増殖させてイボを生み、
粘膜も増殖させてガンと紛らわしい病変を作ります。


これはDNAの異常ではなく、感染が原因の「上皮細胞の慢性変化」
「慢性感染症」です。




国が診療を仕切るスウェーデンの統計などを見ると、子宮ガン検診
で発見されるゼロ期のガンは99%が「もどき」です。


ゼロ期の子宮頸がんには、ほぼ100%ウイルス感染が見られますが、
「ワクチン接種が本物の子宮頸がんを防いだ」という実証は出ていません。

しかも副作用の不安があり、子宮頸がんワクチンは肩近くの筋肉に
注射するので痛みが強く、失神・発熱・頭痛などの訴えが続出しています。


また、インフルエンザ・はしか・日本脳炎なども含む全ての予防ワクチン
には、脳症や急死を含む、重い副作用のリスクが伴います。









<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

心得21 「乳ガン検診の結果は、全て忘れなさい」 ~その①マンモグラフィで見つかるガンは「もどき」?~

今回は「マンモグラフィで見つかるガンはもどき?」というテーマです。






乳ガンと聞くと、1990年代から世界中で繰り広げられている
「ピンクリボン」を想像する方も多いと思います。

ピンクリボンとは乳ガンの正しい知識を広め、乳ガン検診の早期受診
を推進することなどを目的として行われる啓発キャンペーン、もしく
はシンボル
のことを言います。

日本では10月1日にピンクリボンデーとして東京都都庁、東京タワー、
レインボーブリッジ、表参道ヒルズ、名古屋城、姫路城、神戸ポートタワー、
明石海峡大橋など様々な地でピンク色にライトアップし、大勢の人へ
視覚という形でピンクリボン運動の認知度向上へ貢献しています。


しかし、キャンペーンとは裏腹に乳ガンは近年増加の傾向にあります。


マンモグラフィ(レントゲン撮影による乳ガン検査)の大規模な
くじ引き試験でも、やはり検診と死亡率は無関係のようです。
カナダの5万人調査ではむしろ「総死亡率は検診群の方が少し多い」
という結果でした。

近藤氏は乳管内の「ガン」が縮小・消失したケースを数多く見てきました。
そして、世間で乳管内ガンとされている病変はガンではなく、女性ホルモン
に対する反応がある人に強く出た「乳腺症」という結論に至っています。


マンモグラフィでしか発見できないガンは99%以上が「ガンもどき」。
しかし、どの病院の外科でも手術で乳房を全部切り取られる可能性が
高いのです。
手術を受けたとしても寿命が延びることはないし、治療を受けなかった
としても寿命が縮むわけではないから、患者さんには「乳ガン検診の
結果は、全て忘れなさい」と言っているそうです。



しかし、近藤氏の提案はなかなか広まらないと思われます。
というのは困る人が大勢いるからです。

もし、「乳管内のガンは良性で、一種の乳腺症」という提案を
受け入れたら、ガン検診体制の根底が揺らぎ、放射線診断医を
含めマンモグラフィ業界が困るのです。

他にも、組織診断のための生検や「治療」のために手術をする
外科医や、乳房を切り取られた患者さんの乳房再建術をする
形成外科医も困ります。

また乳管内ガンを良性としてしまうと、病理診断体系の一貫性
も崩れ、困ったことの連鎖が起きます。
そのため、多くの専門家たちが大反対するわけです。

良性なのに乳房を切り取られる危険性を避けるには、自発的に
マンモグラフィ検診から遠ざかるしかないのです。







<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム


心得20 ガン検診は、やればやるほど死者を増やす ~検診がヤブヘビになる5つの理由~

今回は「検診がヤブヘビになる5つの理由」というテーマです。






「ヤブヘビ」とは、必要もないのにヤブを突くことで、
そこに潜んでいたヘビが出てくることを言います。

つまり、よけいなことをしてしまい、その結果として
自らに災いを招くことを意味します。

ガン検診はまさにヤブヘビであり、丁寧に詳しく
最先端の方法でやるほど、ガン死が増えます。
そんな理由を以下にまとめてみます。




①日本は医者にガンと診断されやすい

ガン検診をするほど、ガンが発見される人は増えます。
その中には誤診も多かったり、命を脅かさない「ガンもどき」
や「潜在ガン」もたくさん含まれます。

そもそも、ガンの定義が日本と欧米では異なっており、
日本では上皮内に留まっていても、ガンの性格を持った
細胞が増生していればガンと診断されます。
一方欧米では浸潤していなければガンではないとしています。

その結果、欧米ではガンと見なされない病変の8~9割が
日本ではガンにされています。

しかし、ガンと診断されると全てが治療の対象となるので、
意味のない手術の後遺症や合併症、抗ガン剤の副作用などを
被るおそれとなるのです。



②検診時のCTがガンを誘発する

驚くべきことに、検診自体が発ガンを促すことがあります。
CT(コンピュータ断層撮影法)やPET(ポジトロン断層撮影)
などによるガン検診は放射線の被ばく線量が多く、たった
1回でもガン死亡の引き金になりえるおそれがあるのです。



③本物のガンなら既に転移している

健診群では人の命を奪う本物のガンを、放置群より早く
発見できます。
しかし、本物のガンならば検診で発見できる大きさになる
ずっと前に、死亡の原因になる転移が成立しています。

そのため、健診を受けない放置群の死亡者数は健診群と
比較しても大して変わりません。



④PET検査は被ばく量が多い

PET検査は、CTなどの検査では発見できないガン病巣が
見つかる場合が多々あります。
しかし、PETは放射線同位元素を用い、被ばく線量が多い
ので、1回の検査でも発ガン原因になりえます。
前述したとおり、放射線診断による被ばくが原因の発ガン
は日本は圧倒的に多いのです。



⑤精密に検査するほど「ガンもどき」を発見してしまう

最近、検査に携わる医者たちにも「集団検診は効率が悪い。
熟練した専門家による精密な個別健診の方がよい」と考える
人が増えてきました。

しかし、ガンは小さくなるほど「ガンもどき」の確率が高く、
精密検査により小さなガンが発見されれば「ガンもどき」に
無意味な治療をする可能性が今よりも高まるおそれがあります。

その結果、より多数の「もどき患者」を生み出すおそれが
あるため、集団検診以上に有害といえるかもしれません。








<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム





心得19 安らかに逝くとは「自然に死ねる」ということ ~その②家で安らかに逝く方法~

今回は「家で安らかに逝く方法」というテーマです。







家で看取る場合、注意しなければならないのは「点滴」です。

毎日針を差し替えるのは痛く、医者の側も面倒なため、
大抵は身体のどこかの静脈に管を留めて四六時中、点滴
をすることになります。


そうすると、どうしても点滴の量がオーバーしてしまい、
身体が水膨れしてむくんでしまうのです。

そのむくみが肺に及ぶと肺は水浸しになるので、プールで
溺れたときのように呼吸は乱れ、咳やタンも出るという
大変な苦しみが生じます。


結論から言うと、点滴をしないで枯れ木のようになって
死んでいくのが一番ラク
なのです。
ただ、一切点滴をしないというのは本人も家族も勇気と
覚悟が要ります。
何とか栄養を摂らせたいという思いも手伝って、やはり
点滴をしてしまい、患者さんを「溺死」させることになる。





話は少し変わりますが、医療では患者さんのためを思って
作り出した方法が、問題の種になることがよくあります。


例えば、鼻から食道、胃に至る管で栄養を流し込む
「鼻腔チューブ」、お腹に穴をあけて胃に直接チューブを
差し込んで養分や水分を送り込む「胃ろう」などがあります。

こうした強制的に栄養を与える方法がなかった時代は、
人は事故や脳卒中で昏睡状態に陥ったら、それで一巻の
終わりでした。

無理やり口に食べ物や飲み物を流し込むと、
肺のほうに入って肺炎で亡くなる。
栄養を与えなければ餓死が待っている。

しかしその代わり、植物状態で何年も生き続けることは
ありませんでした。


このようなことから、在宅医療なら現代医療のおせっかい
を受けずに自然に死ぬことができます。

そうした意味で安らかに逝くとは「自然に死ねる」という
ことだと、近藤氏は考えています。








<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

心得19 安らかに逝くとは「自然に死ねる」ということ ~その①ガンは死の直前まで意識がはっきりしている?~

今回は「ガンは死の直前まで意識がはっきりしている?」
というテーマです。






近年、ガンの末期でも家で安らかに逝けることが少しずつ
知られてきて、「家で死にたい」という患者さんや「家で
死なせたい」という家族が増えてきています。


ある80代の患者さんは、頭頸部のガンにかかって放射線治療
をしました。
しかし、再発したので「もうこれ以上は治療しないほうがいい」
と家に帰しました。

家では近所の開業医の往診を受けていましたが、家族の話では
死の1時間前まで意識がしっかりしていて、眠るような最後
だったと言います。
ガンは亡くなる直前まで頭がはっきりしていることが多いのです。




痛みについて言えば、近藤氏の経験上、胃ガン・肝臓ガン・
食道ガン・子宮ガンの4つは放置すれば年齢に関係なく、
最後まで痛まない
そうです。

他のガンや治療の結果の痛みが出たとしても、苦痛を抑える
「緩和ケア」に詳しい医者を見つけることで、在宅でも痛みは
コントロールすることができるのです。






<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

心得18 ガンの痛みは完璧にコントロールできる ~ガンで自然に死ぬのはすごくラク?~

今回は「ガンで自然に死ぬのはすごくラク?」
というテーマです。






近藤氏は30年間、「どうしたらガン患者さんが最も苦しまず、
最も長生きできるか」
という観点から、無理や矛盾のない
治療方針を考え抜いてきました。


そして「ガン放置治療」に到達したのです。
「がんもどき」なら転移の心配はなく、「本物のガン」なら
治療をしてもしなくても死亡率に差がなく、延命期間も同じ。
ならば、そのガンによる痛みや機能障害が出たときに初めて、
痛み止めや放射線治療、場合によっては外科手術をすればいい。

「これは世界で最も新しい治療法・考え方であり、最善の
対処法である」と近藤氏は確信しています。



ガンで自然に死ぬのはすごくラク。
健診などで無理やりガンを見つけ出さず、もし見つかっても
治療しなければ逆に長生きできる。


これは日本人が大人になってかかる、他のほとんどの病気
にも言えることです。


現在は、様々な情報を比較的簡単に収集することが可能です。
そうした豊富な判断材料により、ご自身にとってより良い人生
を自分で切り開いていきましょう。







<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

心得17 痛みは怖くない。モルヒネを正しく使えば、安全に長生きできる ~モルヒネは正しく使えば、中毒にならない?~

今回は「モルヒネは正しく使えば、中毒にならない?」
というテーマです。







死の恐怖とともに「痛みの恐怖」はとても大きいものです。
逆に痛みをうまくコントロールできることがわかっていれば、
心穏やかに旅立てるかもしれません。

死の間際に相当痛む代表的な症状は、骨にガンの転移が出たとき。
転移したガンが増殖して、ガンの塊が大きくなると骨膜を内部
から押し広げます。
その時に、何らかの化学的な物質が出るのか、単に膜が引き
伸ばされる痛みなのか、ともかくひどく痛む。




しかし、痛みを取る方法が確立しているので怖がることはないのです。

第一の方法は鎮痛剤です。
まず非麻酔系の鎮痛剤を、口から飲みます。

痛みが取れない場合は、第二の方法として弱い麻酔系の鎮痛剤
使用します。

それでもダメな場合は、第三の方法としてモルヒネを内服か座薬
の形で使用します。



ここでしっかり覚えておいてほしいことは「モルヒネは正しく使えば、
中毒になったり、死期を早めたりする心配はない」
ということです。

中毒や依存症になる危険があるのは、1回ごとに注射する方式で
モルヒネを使ったときです。


注射だと血中濃度が急上昇したときに脳が反応して気持ちよくなる
という状態になり、依存することで止められなくなるわけです。

第一次・第二次世界大戦では負傷した兵士たちに大量にモルヒネ注射
が用いられたので、終戦後も長くモルヒネ依存症に苦しむ人が続出
しました。

そんなこともあり、中毒・依存のイメージからテレビドラマなどで
医師が「モルヒネ中毒になるかもしれない」「死期を早めるかもしれない」
などと語る場面が出てくることもあります。


その点、内服や座薬、また点滴の形ならモルヒネの血中濃度はジワジワ
と上がり、上限があるので、中毒の心配はありません。


但し、モルヒネは安全になったとはいえ、便秘や吐き気などの副作用
が出ることはあります。
その場合、副作用を軽くする薬を併用しなければならず、毎日数回
決まった時間に使用しなければならない煩わしさもあります。

また、代表的なモルヒネ、MSコンチン錠の30mg錠を1日に2錠飲んだ
として、1ヶ月で42000円(患者負担分も含めて病院に支払われる金額)、
1年間で510000円にもなります。
中には1日に数十錠も使う人もいるので、一生使い続けるということに
なると、社会的負担は非常に大きくなります。








<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

心得16 「医者から薬をもらう」を習慣にしてはいけない。 ~その②耐性菌に殺されないために、薬漬けから足を洗う~

今回は「耐性菌に殺されないために、薬漬けから足を洗う」
というテーマです。






どこの国にもいると思いますが、薬をもらわないと納得しない
患者さんが多いのも問題です。


そして、抗生物質や抗菌剤が大量に使われるほど、「菌の耐性化」
問題が生まれます。




そんな日本は今、世界ワーストの院内感染国です。

感染症の患者から検出した黄色ブドウ球菌のうち、院内感染を
引き起こす耐性菌MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が
占める率の国際比率を見ると、イタリア42%、アメリカ40%、
イギリス37%、スペイン36%、ドイツ9%、オランダ0%、そして
日本は「70~80%」と先進国中ワーストです。



細菌やウイルスの中で抗生物質・抗菌薬が効かないものを「耐性菌」
、あるいは「菌が耐性化した」
と言います。

菌が耐性化するとこれまでの薬が効かないため、簡単に治せるはずの
症状が悪化し、命に関わります。


最近問題になっている「多剤耐性菌」は一つの薬だけでなく、様々な
薬に対して耐性を持つ菌です。



そんな耐性菌に感染しやすいのは、手術後の患者や高齢者など抵抗力が
落ちていて、抗生物質を長く投与されている人です。


日本では抗生物質の過剰投与は人間だけではなく、家畜やペットにも
広く行われています。
例えば、豚の場合は病気の治療だけでなく、成長促進剤としても飼料に
添付されています。
そうしたことも日本に耐性菌が蔓延する原因になっています。



よく「医療が発達しているから日本人は世界一長寿」と言われますが、
もっと大きな原因があります。
第二次世界大戦までは日本人の死因の多くは胃腸炎、肺炎、結核など
の感染症でした。
しかし、戦後は栄養・衛生状態が良くなり、寿命がどんどん延びたのです。

欧米の19世紀以降の死亡統計を見ても、結核、はしか、チフスなど
全て栄養・衛生が改善されると急減し、抗生物質やワクチンが導入
される以前に死亡率は下がりきっています。


今の日本に薬に頼らないと治らない病気はほとんどありません。
耐性菌に殺されないためにも、「薬漬け」から足を洗うことが大事です。







<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

心得16 「医者から薬をもらう」を習慣にしてはいけない。 ~その①日本と欧米の医療はここが違う~

今回は「日本と欧米の医療の違い」というテーマです。







オランダ駐在から戻ってきた人が、「医療が日本とあまりに
違うので仰天した」と言っていました。

その人は、子供が熱を出したので家庭医に連れて行ったら、
「家に帰って身体を冷やしなさい。3日して熱が下がらなかったら
、またいらっしゃい」と言われただけで、解熱剤や抗生物質、
その他の薬も全く、くれなかったそうです。



欧米には"家庭医"というものがいます。

日本ではあまりなじみのない名称かもしれませんが、欧米では
広く認知された医療の専門分野の1つです。
1人の医師が内科や小児科、外科や皮膚科、産婦人科など様々な
範囲の診療を総合的に行うものであり、専門医とは異なります。


「学校の先生」を例に説明すると少しわかりやすいかもしれません。
専門医が英語・国語・数学・世界史・日本史・物理・化学・生物など
各教科の高校の先生であれば、家庭医は国語から体育まで担任の先生
が全ての教科の基本的な部分を教えてくれる小学校の先生のような
ものです。

つまり、家庭医として診療したうえで必要があれば専門医のもとへ
紹介する
というシステムなのです。
特にオランダは家庭医と専門医のすみ分けがはっきりしていて、
薬もなるべく使わない方針です。



しかし、日本の医療は"フリーアクセス"といって、保険証1枚で誰もが
日本全国どこの開業医、どこの大学病院へ行っても構わないという
システムです。


そして、少しでも体調が悪ければ薬をどんどん出します。
手術の時も、術前に1回使えば十分というエビデンス(根拠)を無視して、
今でも「術後の感染予防のため」と言っては何日も抗生物質を点滴
し続けています。






<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム

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