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HOME > ブログ > 47の心得 > 心得26 よくある医療被害ケーススタディ ~ケース①~
ブログ
< 「冷え」には酵素温浴&ゲルマニウム温浴が効果的! | 一覧へ戻る | 心得26 よくある医療被害ケーススタディ ~ケース②~ >
心得26 よくある医療被害ケーススタディ ~ケース①~
Q&Aの形で紹介していきたいと思います。
[ケース①]検診ですすめられた検査を受けて、急性膵炎に。
Q:50代の妻が検診で引っかかり、胆管と膵臓の検査(ERCP)を
受けたら、急性膵炎になってひどい苦しみようでした。
受けない方がよかったでしょうか?
A:ERCPの正式名は「内視鏡的逆行性胆道膵管造影」といい、
十二指腸まで内視鏡を入れて胆道と膵管に造影剤を注入し、
X線写真を撮る検査です。
膵管に造影剤を入れたとき、何かのきっかけで膵液が漏れて
周りの組織を溶かしてしまい(膵液は強力な消化酵素を含みます)、
急性膵炎が発症するわけです。
急性膵炎と聞くと、急性の上気道炎(つまり風邪)程度の症状を
想像するかもしれませんが、風邪とは桁違いに症状が重いです。
脂汗を流すほど激烈な腹痛があるので、本人は死ぬかと思うはずです。
そして、ERCPで急性膵炎が生じることは決して少なくなく、
本当に死亡する場合もあるのでおすすめできません。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
カテゴリ:
(きばこ酵素風呂) 2019年11月21日 15:03
< 「冷え」には酵素温浴&ゲルマニウム温浴が効果的! | 一覧へ戻る | 心得26 よくある医療被害ケーススタディ ~ケース②~ >
同じカテゴリの記事
心得26 よくある医療被害ケーススタディ ~ケース②~
Q:昨年、胸の2センチのしこりを乳ガンの「クラス5(確実に悪性)」
と診断され、40代の私は乳房全摘手術を受けました。
ところが手術後の再検査では「クラス2(悪性ではない)」の判定。
別の検査では線維腫と診断され、ガンではなかったことが判明。
病院側もミスを認め、弁護士同士の話し合いに入っています。
A:線維腫は良性の病変で、乳房切除の必要はありません。
このように良性の病変が顕微鏡による病理診断で乳ガンと誤診
され、片方の乳房を皮一枚残して無残に切り取られてしまう
ことは少なくありません。
近藤氏の経験でも、他病院で組織や細胞の検査をして
「乳ガンです。乳房を切除します。」と言われて相談に来た
人たちの標本を取り寄せ、病理医に再度診断してもらうと、
「良性」に変更されることがしょっちゅうあります。
患者さんたちがそのまま乳房切除を受けていたら、と考える
と恐ろしくなります。
今は減ったと思いますが、20年前は日本の乳ガン手術の1割以上、
年間2000人以上が良性なのに乳房が切除されていたと推定されています。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2019年11月25日 17:14
心得25 「免疫力」ではガンを防げない?
欧米の医学界では「ガンに対して免疫力を強化しても効果なし」
というのが常識です。
なぜなら、免疫細胞は外から入ってきた異物を敵と認識して攻撃
するのですが、ガンは自己細胞が変異したものであり、人間の
免疫システムがガン細胞を敵とみなさないからこそ、ガンは発生
したからなのです。
そうした意味で免疫を強化するという「免疫治療」は効果なしと
されるのです。
ガン細胞とは、約23000個の遺伝子を持つ細胞が複数の遺伝子の
突然変異によってガン化されたものを言います。
ガン病巣には、直径1ミリに育った段階で約100万個のガン細胞があります。
ガン細胞は0.1ミリでも転移する力があるので、1ミリ以前に血液に
乗ってあちこちに転移していることもあります。
分子生物学の研究でも、「ガンは当初から転移する能力があり、
ガンが大きくなってから転移するのではない」としています。
今の医学で「早期」にガンを発見できても、直径1センチ前後ぐらい。
しかし、その段階でガン細胞は最低でも10億個に増えており、転移も
終わっています。
免疫細胞は「非自己」と認識した異物をつぶす細胞なのですが、ガンが
直径1センチという大きさになって発見されるのは、NK(ナチュラルキラー)
細胞がガン細胞を「非自己」として見分けることができなかったという
ことになります。
こうした理由が「免疫力ではガンを防げない」ということになります。
※ガンと体温は深く関係しており、低体温の状態はガンにとって住み心地
のよい環境であり、逆に体温が高い状態は住み心地の悪い環境となります。
つまり、「体温」はガンにとって大きな要因の1つと言えます。
そのため、血流の改善や体温上昇といった体質改善に繋がる「酵素風呂」
はガンを防ぐ影響を与える可能性が十分にあると考えられます。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2019年11月11日 14:37
心得24 医者たちの「ガン詐欺」に注意。 ~なぜ、治療が効いたように思うのか?~
というテーマです。
その理由を3つ挙げます。
①顕微鏡で調べてもガンの誤診率は非常に高く、
海外では「良性腫瘍」とされるのを日本では「ガン」
と呼んでいるものも多いということが挙げられます。
また、無症状で見つかるものは、ほぼ大きくならない
「潜在ガン」や転移しない「ガンもどき」で、よく自然
に消えるものが多いのですが、医者は「ガンが消えた」
と奇跡が起きたように言います。
②放射線や抗ガン剤も使っていることが多く、
そもそも何が効いたのかわからないということが
挙げられます。
患者さんの体験談には、
「この方法で体調が良くなったから有効」というのもよく
ありますが、これは「プラセボ(偽薬)効果」が疑われます。
とある実験では、医者から自信ありげに「効きますよ」と
小麦粉などの偽薬を渡されると、頭痛や不眠に悩む患者の
3割程度の方が「効いた」と感じたという結果が出ています。
③調子が良くなったのは、それまでの治療法を止めた
おかげかもしれないということが挙げられます。
例えば、丸山ワクチンは体調が良くなることで有名です。
開発者の丸山氏は受診した患者に「今までの治療をきっぱり
止めなさい」と指導していたそうです。
患者の多くは副作用の強い抗ガン剤を続けてきたはずなので、
調子が良くなって長生きしたのは抗ガン剤を止めた効果が一番
大きかったのではないかと考えられます。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2019年11月 4日 16:43
心得23 1センチ未満の動脈瘤、年間破裂率は0.05% ~医者の「まずまず」は車椅子や寝たきり状態のこと?~
というテーマです。
脳ドッグで見つかる1センチ未満の動脈瘤の年間破裂率は0.05%、
これは欧米の53施設が共同で未破裂動脈瘤をもつ患者2621人を
調査した結論です。
1998年に総合医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・
メディスン」が報じました。
世界で最も広く読まれ、医療界に影響を与える医学誌だけに世界中
のメディアが取り上げ、各国で手術を断る患者が続出しました。
しかし、日本ではその3年後に脳外科医にアンケートしたところ、
6割が「1センチ未満の動脈瘤の年間破裂率は1~2%」と患者さんに
説明し、「0.05%」と説明していた医師は2%だけでした。
(2001年、日本脳ドッグ学会)
その後、日本でもNTT東日本関東病院等による追跡調査が行われています。
対象は2001年1月~2004年4月までに、3ミリ以上の脳動脈瘤が見つかった
男女5720人であり、最長8年間追跡しました。
全体の破裂の割合は年率:0.85%(105人に1人)
大きさ別に3~4ミリでは0.36%、5~6ミリでは0.5%、
7~9ミリでは1.69%(59人に1人)、10~24ミリでは33.4%が破裂
ただ、この調査は破裂しない人たちの追跡が不十分なので、
実際の破裂率はもっと低いと考えられます。
では、手術に踏み切ったらどうなるのでしょうか?
患者の後遺症のレポートには、目を疑いたくなる表現と数字が並んでいます。
信州大学神経外科の「未破裂動脈瘤のクリップ手術」成績をまとめた
英文論文では、310人に行われた手術の結果報告が「死亡1人」・
「fair(まずまず)17人」・「good(良好)30人」・「excellent(素晴らしい)262人」。
一見すると、死亡が1人であとは良かったように思えますが、この評価は
決していいものではないのです。
まず、「good(良好)」とは眼を動かす運動神経の麻痺、軽度の半身不全麻痺、
軽度の視力障害など「神経機能の欠落があるが自力で生活可能である」状態
のことを言います。
そして、「fair(まずまず)」とは「ひどい障害が残って自力生活が不可能である」
状態のことを言います。
例えば、車椅子や寝たきり状態でもfair(まずまず)と評価されます。
また、後遺症のない「excellent(素晴らしい)」が85%というのも驚きです。
85%は成功と見えますが、裏を返せば残りの15%は手術をしたら障害者に
なるということを物語っているのです。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2019年10月28日 15:09
心得22 胃を切り取る前に、知っておきたいこと ~臓器は温存すべき~
胃ガンの治療というと、胃を切り取られて患者さんの
身体にダメージを被る印象があります。
実際に胃を全摘されたり、胃の出口、幽門を含めて大きく
切り取られると、患者さんは「食べたものを消化する」・
「食べたものを溜めて少しずつ十二指腸の方に送り出す」
という2つの大きな胃の機能を失います。
すると食べ物がストンと小腸へ落下して、腹痛や冷や汗
などの「ダンピング現象」に苦しむおそれがあります。
それを避けるために食事を1日4~5回に分けて少しずつ
摂ることになることで、次第にやせ細ってしまいます。
その他にも、傷跡が開いてしまう縫合不全や出血、炎症など
手術が招く合併症や重い後遺症のリスクもあります。
つまり、胃ガン手術の大きな問題は胃の周囲のリンパ節を
切除する、リンパ節郭清(ごっそり切除すること)が当たり前
とされていることにあります。
胃の周りには胃に近い方から1~4群の数多くのリンパ節
があります。
進行胃ガンの場合、胃の切除とともに2群リンパ節まで
郭清する「D2胃切除」を行うのが一般的です。
しかし、これは胃袋に加え、腹部内臓に分布する自律神経
も切除されるため、患者さんに大変な後遺症をもたらします。
イギリスとオランダの臨床試験では「D2胃切除は生存率の
向上に寄与しない」という結果が出ており、ガンの手術は
世界的な傾向として可能な限り、臓器を温存する方向に
向かっています。
なぜならば、むやみに手術を行っても患者さんを苦しませる
だけで、生存率を上げる効果は見込めないからです。
そうした意味では「無治療のまま様子を見る」という
選択は、究極の臓器温存療法と言えるのかもしれません。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2019年10月24日 16:05