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ブログ 食事 8ページ目

食べ過ぎと血液の関係とは? 

今回は「血液」についての話をして書いていきます。



まず、私たちの身体には無数の血管が張りめぐらされており、
心臓が鼓動することで血液を全身の毛細血管に運んでいます。

そして、この毛細血管の先にあるものが組織や器官、筋肉や神経などの
材料となっている細胞であり、血液の役割は腸から吸収した栄養素や
肺から取り込んだ酸素を身体中の細胞1つ1つに送り届けることにあります。


また、細胞に栄養素や酸素を送り届けるだけでなく、細胞内で生じた
老廃物や二酸化炭素などを受け取って体外に排出させる役割もあります。




血液の成分は赤血球や血小板、白血球や血漿
などがあり、上記のような役割を担っているのは
赤血球
であり、血小板は血管の損傷部位に
血栓を作り、止血する働きを担います。


そして白血球ですが、こちらは細菌やその他の異物
などから身を守るための防衛の役割を果たします。

免疫に関係することから、身体の機能維持に
欠かせない働きをします。





例えば、血液を顕微鏡で見てみると、赤血球と赤血球の間には
様々な細菌や食片(食べ物の断片)がうごめいており、このような
異物を処理することは白血球の働きの1つです。

しかし、食べ過ぎてしまうと血液中に食片が増えてしまい、白血球は
栄養処理にかかりきりとなってしまうため、本来行うはずの細菌からの
防衛にまで手が回らなくなってしまいます。

すると、細菌たちの活動は野放しの状態となり、結果として免疫力が
低下してしまうというわけなのです。


つまり、食べ過ぎは白血球の働きに対して大きな影響を及ぼし、
病を引き起こしやすくなります。


また食べ過ぎてしまう事で、血液中のコレステロールが酸化して動脈硬化
のリスクが高まったり、血栓ができやすくなることから脳梗塞や心筋梗塞
などのリスクも高まります。









生き方の改善 8つの心掛け ⑤暴飲暴食は止めて、身体にやさしい食事をする

続いての心掛けは「食事」についての話です。


私たち人間は食事をしなければ生きていくことができません。
しかし食事といっても、食べる時間や食べる内容、食べる量など様々なこと
に対して意識をしないと身体に負担がかかってしまいます。

「食べ過ぎは身体に毒」という言葉もあるように、暴飲暴食は身体に大きな負担がかかります。



特に「消化」に対しての負担が大きく、
消化不良の問題があります。
消化不良とは胃酸や消化酵素による
消化能力が低下することで、

十分な消化が行われないこと
です。


消化不良が起こると、小腸や大腸などの腸内などで腐敗や異常発酵などが起こります。
すると腸内には有害物質が蔓延し、その一部が吸収されて血液に混じり汚れることで
炎症が起こり、免疫系の疾患やアレルギーに侵されやすくなり、がんの誘因にもなります。




また暴飲暴食は酵素栄養学の観点から見ると、食物の消化に酵素が大量に
使われてしまう問題もあります。
人間の体内には大きく分けて「消化酵素」と「代謝酵素」という2種類の酵素が存在します。
この2種類の酵素を簡単に説明すると、「消化酵素」は食べ物の消化活動に必要なものであり、
「代謝酵素」は生命活動に必要なものです。

酵素の量には限りがあるため、食べ物の消化に消化酵素が大量に使われてしまうと、
生命活動に必要な代謝酵素が不足気味になってしまいます。

代謝酵素が不足気味になると代謝の働きが悪くなったり、体内の毒素や老廃物などの
排出が上手くいかなくなったりしてしまいます。
その結果、身体の免疫力が低下してしまうことで病気にかかりやすくなってしまったり、
病気にかかると治りにくい身体になるおそれがあります。




そのようなことにならないために、暴飲暴食という身体に負担のかかる食事は避けましょう。

ポイントとしては次の3つのことに意識すると良いでしょう。
①食事の時間 ②食時の内容 ③食時の量

まず1つ目の食事の時間ですが、
朝の時間は食事を控えて過ごし、夜の食事は
遅い時間を避けて午後8時までに食事を終わらせるように心掛けましょう。


次に2つ目の食事の内容ですが、肉類や乳製品の過剰摂取を避けて豆類やキノコ類、
海藻などをたくさん摂るように心掛けましょう。

また、酵素が含まれる生の食材も積極的に摂り入れることをおすすめします。

最後に3つ目の食事の量ですが、お腹一杯まで食べてしまうと食べ物の消化に
負担がかかってしまうので、
腹八分までに留めることが大事です。



{関連記事はこちら}
[酵素の種類とは?]
[消化酵素と代謝酵素の関係性とは?]
[体内酵素のバランスが健康を左右する?]
[生きた酵素を摂り入れるとは?]
[食事の時間を決めて、生理リズムを整えましょう]
[消化不良を甘く見てはいけない?]
[消化不良の様々な原因とは?]
[朝食は食べなくても大丈夫?]
[お腹一杯の食事は不健康になる?]





病気にならないための生活とは? ~8つの心掛け~

現代社会においては、生活に様々な偏りが出やすい状況です。
そんな生活の偏りを少しずつでも改善するように心掛けることはとても重要なことです。


今回は生活の偏りにより、病にならないための8つの心掛けについて
書いていきたいと思います。

①心の不安やストレスに目を向ける。
②頑張りすぎの生き方を変える。
③息抜き・リラックスの方法を見つける。
④身体を冷やさない工夫をする。
⑤暴飲暴食は止めて、身体にやさしい食事をする。
⑥有酸素運動を生活に取り入れる。
⑦笑いや感謝の気持ちを大事にする。
⑧生きがいや一生の楽しみ、目標を見つける。



この8つの心掛けは意外と出来ていないことも多かったりするので、
これを期に一度見直してみると良いかもしれません。

例えば健康ということを考えてみると④~⑥のような身体を冷やさない、食事を改善する、
適度な運動をするといったことも大事なことですが、①~③のような生き方についての
問題を置き去りにしてしまうとストレスが溜まってしまい、免疫力の低下などから病に
侵されやすくなります。



なお、こうした心掛けは守ろうと意識しすぎると、
逆にストレスを溜めてしまうので、

ゆったりと落ち着いた気持ちで取り組みましょう。


食生活により病気になりにくくなる? ~酵素が含まれる食事を~

今回は食生活について書いていきます。


みなさんは普段どのような食事を召し上がっていますか?
また食生活について何か気を付けていらっしゃいますか?


現代の食生活を見てみると肉類などの動物性タンパク質が摂取過剰であり、
野菜や果物は摂取不足の傾向にある方が多いです。

残念ながらこのような食生活に偏ってしまうと、過剰摂取した肉類は
消化不良となり腸内で腐敗し、病の原因へと繋がります。


なお、現代の食生活はナトリウム(塩分)の摂取も過剰です。
人間の身体を構成する細胞の外部にナトリウム、内部にカリウムが存在しており、
ミネラルバランスが保たれていますが、ナトリウム(塩分)の摂取が多くなると
このバランスが崩れてしまい、細胞の代謝がうまく働かなくなってしまいます。

カリウムが豊富に含まれている野菜や果物は、現代の食生活では摂取が少ないため、
よりバランスが崩れやすい状態にあるといえるでしょう。



そのため、ぜひともおすすめしたいものが「酵素」の含まれる食事です。
酵素は私たち人間が生きるために必要不可欠なものであり、
食べ物の消化のためには「消化酵素」、あらゆる生命活動を
効率的に行うためには「代謝酵素」が必要となります。


つまり酵素が不足すると食べ物の消化不良が起きたり、
栄養素が体内に十分吸収されなかったり、
体内の毒素や老廃物が体外に排出されなかったりと、
代謝がうまく行われないことで免疫力の低下を招き、
病を引き起こすおそれがあります。




では、酵素の含まれる食べ物とはどのようなものなのでしょうか?

「酵素」は新鮮な野菜や果物、
生肉や生魚などの「生」の食材
多く含まれています。
また、納豆などの発酵食品
漬物にも多く含まれています。
そして「酵素」は熱に弱いため、
「生」の状態で摂取することが重要です。



{関連記事はこちら}
[生きた酵素を食事に摂り入れましょう]
[消化不良を甘く見ないこと]

[果物が身体によい理由とは?]
[栄養素カリウムについて]
[酵素の豊富な発酵食品]
[消化酵素と代謝酵素の関係性とは?]

消化不良の原因  ⑧酸化した油やトランス脂肪酸を使用した食品 ~その4 トランス脂肪酸について~

今回は「トランス脂肪酸」について書いていきたいと思います。

トランス脂肪酸とは天然の植物油にはほとんど含まれないものであり、自然界には存在しない物質です。
以前、砂糖や薬の話でも書きましたが人間の身体は自然界に存在しない物質の消化に対して大きな負担がかかります。

トランス脂肪酸はマーガリンショートニングファストスプレッド
多く含まれ、それらが原材料として使われているスナック菓子や
パン、ケーキ、クッキーなどの他にマヨネーズやインスタント麺、
ファストフードでの揚げ物など様々な食品に使用されているので
注意が必要です。

このような加工食品に含まれていることが多いので、食べる機会の
多い方は気を付ける必要があります。



<参考>マーガリン:植物性油脂もしくは動物性油脂を原料として作られた加工食品
          でありバターの代用品とされる。
    ショートニング:マーガリンから水分と添加物を除いたものでより純度の高い
            食用油脂でありラードの代用品とされる。
    ファストスプレッド:マーガリンとほぼ同じものであり、食用油脂の割合が80%
              未満のものをいう。なお80%以上のものをマーガリンと呼ぶ。
 

そもそも、なぜ「トランス脂肪酸」というものが作られたのでしょうか?
油(脂質)の種類として、バターなどの乳製品には「飽和脂肪酸」が多く含まれており、
摂りすぎると中性脂肪や悪玉コレステロールなどが増加して、身体に様々な悪影響を及ぼします。
それに対して植物油には「不飽和脂肪酸」が多く含まれており、これは中性脂肪や
コレステロール値を抑制してくれる「質の良い油」です。


この2種の脂肪酸を比較した際、不飽和脂肪酸を摂る方がいいという考えになります。
そこで、不飽和脂肪酸でバターの代用品を作ろうとする考えが出ました。
ただし、この不飽和脂肪酸は常温では液体であり、飽和脂肪酸に比べ酸化しやすい
油という特徴
があります。
この欠点を埋めるべく、常温で固形状かつ酸化しにくいものにするためにはどのように
すればよいのかという研究がなされてきました。
その結果として不飽和脂肪酸に水素を付加することで油を硬化させるという方法が
見つかりましたが、この硬化油は本来液体状である不飽和脂肪酸を人工的に加工・製造
することで固形状の飽和脂肪酸を作り上げているので、本来の飽和脂肪酸とは
少し異なった脂肪酸である「トランス脂肪酸」というものが作られたというわけなのです。


ではこの「トランス脂肪酸」は身体にどのような影響を与えるのでしょうか?
この脂肪酸は身体にとっては不要なものであり、摂りすぎてしまうと悪玉コレステロールの
増加により生活習慣病のリスクを高めるほか、血流の悪化による動脈硬化や脳の血管障害、
ガンなど様々な病の誘因、免疫機能の低下、アレルギーやアトピーなどへの悪影響があります。


このような影響を受けないためにも「トランス脂肪酸」はできる限り避けるべきです。
そのためのポイントを挙げます。
原材料表示の中に「マーガリン」・「ショートニング」・「ファストスプレッド」が含まれる食品を避けること。
ファストフードやファミリーレストランなどでの外食を控えること。
マヨネーズや油脂分の多い料理を減らすこと。
トランス脂肪酸に対して抑制効果のあるオメガ3脂肪酸を摂るようにすること。
無添加食品にも注意が必要なこと。
  
⑤に関して少し説明します。
「無添加」という言葉を聞くと何となく安全かなと思われますが、実は添加物を含む場合があります。
どういうことなのかというと、原料の原料から持ち越される添加物のことを「キャリーオーバー」と
いい、これは原材料の表示を免除されます。

例えば、原材料が「醤油」と「かつおだし」のみのだし醤油というものがあるとします。
原材料の表示としては無添加となりますが、だし醤油に使用された「醤油」に保存料が入っている
場合でも「キャリーオーバー」として表示が免除されるということなのです。

消化不良の原因  ⑧酸化した油やトランス脂肪酸を使用した食品 ~その3 質の悪い油について~

油(脂質)について、ようやく題名の通り「質の悪い油」という話を
書いていきたいと思います。

前回は油の種類・分類や「質の良い油」について書いていきました。
今回は「質の悪い油」についてです。
言葉の通り、摂取することをできる限りは避けるようにした方がよい油です。

では、どのようなものが「質の悪い油」なのでしょうか?
まずは「酸化した油」です。
酸化とは一般的に物質が電子を失う化学反応のことであり、
酸素と結びつく反応や水素が奪われる反応が起こります。

そしてこの酸化はもちろん油にも起こります。
油は酸素のほかにも光や熱、水や金属などにも反応して酸化します。
すると過酸化脂質という身体に有毒な成分が作られます。
この成分は動脈硬化や発がん性物質などの原因となるとされています。


一番身近な「酸化」としては、「加熱による酸化」だと思います。
空気による酸化というものも身近ですが、加熱による酸化の方が
油の劣化を早めるため、「質の悪い油」へとなりやすいのです。

加熱調理には炒める・煮る・揚げる・焼く・蒸すなど様々な方法が
ありますが、油を使う割合が比較的高いです。
油は種類によって温度が異なりますが、臨界温度というものがあり、
その温度以上に加熱すると有害物質が発生し、油によっては
トランス脂肪酸に変化してしまうものもあります。
しかし臨界温度以下で使用していたとしても、何度も加熱したり
空気に触れさせていれば油は酸化してしまいます。

なので、油を使う際は油の種類によって使い分けることがポイントとなります。
油は酸化しやすいものや酸化しにくいもの、加熱調理に向き不向きのものが
あるので、その用途にあったものを使うことが大事です。

具体的にはオリーブオイルを使用することがおすすめです。

◎関連記事はこちら→[油の種類]



では「酸化した油」と見分けるためにはどのような点を見ればよいのでしょうか?
ポイントとしては5つあります。
低い温度で煙が出る油
温度が下がった時に粘りが出る油
泡が消えにくい油
色の濃い油
不快なにおいのする油


①は一部の油を除いて、油は通常240℃以上で発煙しますが、酸化した油は
通常の発煙点よりも低い温度(170℃程)で発煙します。
②は酸化の際に油の脂肪酸に酸素が結合することで、より大きな分子となります。
そして、酸化により発生した化合物の影響で油に粘りが出てきます。
③は例えば新しい油で揚げ物をした場合は素材から生じる水蒸気の泡立ちがあり、
この泡はすぐに消えます。
しかし、酸化した油で揚げ物をした場合は消えにくい泡が生じます。
④は酸化が進むと油は色が濃くなり、使う前の色から褐色に変化していきます。
⑤は酸化が進むと、油臭い不快なにおいが発生します。


「トランス脂肪酸」については次回に書いていきます。

消化不良の原因  ⑧酸化した油やトランス脂肪酸を使用した食品 ~その2 油の種類について~

前回のおさらいから書いていきます。

油(脂質)とは人間にとって必要な栄養素ですが、消化には多くの酵素を使うため、
「油の質」が大事になってきます。

「質の悪い油」を摂っていると、消化のための酵素がさらに多く使われてしまうため、
身体の消化と代謝のバランスが悪くなり、体調不良に陥ったり、病に侵されやすくなったりします。
そのようなことにならないために「質の良い油」を摂る必要があります。



ではまず油の種類についてから説明していきます。
種類としては大きく2つに分けられます。
飽和脂肪酸肉類や乳製品の脂肪に多く含まれており、
常温で固体の状態のものが多い。


不飽和脂肪酸魚類や植物油に多く含まれており、
常温で液体の状態のものが多い。




現代の食生活では「飽和脂肪酸」を摂りすぎの傾向にあり、これを摂りすぎると中性脂肪や
悪玉コレステロールが増加し、高脂血症や動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病に繋がってきます。
逆に足りなくなってしまうと血管がもろくなってしまい、脳出血などのおそれが生じます。

摂取過多を防ぐにはお肉ばかり食べるのではなく、魚を摂り入れていくことが大事なことです。


そして「不飽和脂肪酸」はさらに分類されます。
一価不飽和脂肪酸:オレイン酸(オメガ9)
多価不飽和脂肪酸:α‐リノレン酸、DHA、EPAなど。(オメガ3)、リノール酸(オメガ6)


オメガ9オレイン酸が主な成分であり、具体的には
オリーブオイルや菜種油、紅花油などに含まれます。
この脂肪酸は酸化しにくい特徴を持つため、加熱による
酸化が少ない長所があります。

また、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らし、
動脈硬化予防に役立つ善玉コレステロールは減らさない働きがあります。



オメガ3α‐リノレン酸が主な成分であり、具体的には
亜麻仁油やえごま油などに含まれ、青魚などに含まれる
DHAEPAなどもこれに分類されます。
この脂肪酸は非常に酸化しやすい特徴を持つため、
加熱調理などにはあまり向いていません。

この脂肪酸はほとんどの方が不足しがちであり、積極的な
摂取が望ましいとされます。
働きとしては中性脂肪やコレステロール値の抑制、血流の改善、
                     免疫機能の向上、ガンの抑制、脳機能の改善など様々な効果があります。


オメガ6リノール酸が主な成分であり、具体的にはサラダ油や
ひまわり油、コーン油やごま油などに含まれます。

この脂肪酸はオメガ9系の油と同じように酸化しにくい特徴を持つため、
加熱調理に使いやすい油です。

ちなみに悪玉コレステロールを減らす働きを持っていますが、
摂取しすぎると善玉コレステロールも減らしてしまうため、生活習慣病など
のリスクが高まるとされています。

                                                  なお、リノール酸は揚げ物やドレッシングやソースといった調味料、
                                                  スナック菓子などに使われているサラダ油やごま油などに多く含まれて
                                                  いるため、知らず知らずのうちに摂取していることが多く現代の食生活では
                                                  過剰摂取の傾向にあります。


では「質の良い油」とはどのようなものなのでしょうか?
それはオメガ3脂肪酸であり、α‐リノレン酸やDHA、EPAを含む油です。
具体的には亜麻仁油・えごま油・青魚に含まれる魚油などです。
なお、オメガ3はオメガ6と補完しあう関係であるため、1:2~4のバランスで摂取することが重要とされています。

大事なことは、オメガ3脂肪酸の摂取に偏ることなくバランスよく他の脂肪酸も摂取することです。
そのためには肉・魚・卵・豆など各種摂ることで、各種脂肪酸のバランスが整います。
また魚に含まれるDHAやEPAは酸化しやすい特徴があるので、刺身などの生の状態で摂取することが
おすすめです。

その他のポイントとしては、油を使う料理を控えめにしたり、油の種類を変えたりすることも効果的です。
例えば、過剰摂取とされるオメガ6のサラダ油をオメガ9のオリーブオイルに変えることです。
オリーブオイルは生でも加熱調理でも使用可能であり、抗酸化力もあるので非常に使いやすいです。

そして、おやつも和洋菓子やスナック菓子ではなく果物がおすすめです。
菓子にはトランス脂肪酸や飽和脂肪酸などが多く含まれており、摂取過多になりやすいため、おすすめできません。
それに対し果物はビタミン・ミネラル・食物繊維などが豊富であり、生で食べることにより「酵素」を摂り入れること
できるので非常におすすめです。



「質の悪い油」については次回書いていきます。



消化不良の原因  ⑧酸化した油やトランス脂肪酸を使用した食品 ~質の悪い油に注意~

今回の話は大きく「油」についてです。


油と聞くと「身体に良くない」とか「太る原因」など
マイナスなイメージが強いかと思われます。
しかし、油(=脂質)というのは人間の身体に
必須の栄養素であり、体温の維持や脂溶性
ビタミンの運搬・吸収など様々な働きをするため、
生きるために摂らなければならないものです。



ただ、油(脂質)を分解するためには多くの酵素を必要とします。
そして酸化した油やトランス脂肪酸などの質の悪い油を摂ると
さらに酵素を消費してしまうため、身体に悪影響を及ぼします。


そのようなことにならないようにするために「質の良い油を摂る
ことが大事なことです。

油の質については次回もう少し詳しく書いていきます。

消化不良の原因  ⑦種(豆など)を生で食べる ~その2 果物の種にも注意~

今回は「種」に関しての話を書いていきます。

あまり知られていないかもしれませんが、ほとんどの植物は外敵から身を
守るために生物毒(植物毒)を持っています。
ちなみに生物毒といっても、食べたら危険という類のものではなく、
動物などに捕食されないためのものであり、「抗栄養素」といわれます。
その中でも大豆などの豆は生物毒が多く含まれており、例えばレクチンや
サポニンといったタンパク質は加熱しても分解されないため、豆は消化が
悪いとされてます。


また、大豆などの豆には「反栄養素」というものも含まれています。
これはタンパク質の消化や吸収を阻害して、亜鉛やカルシウム、マグネシウム、
鉄などの人間の身体に必要なミネラルの吸収も悪くしてしまう働きがあります。


この反栄養素の中には酵素阻害物質というものがあり、これは消化作用を妨害
する働きがあり、大豆の炭水化物とタンパク質が完全に消化されなくなります。

そして食べ物が完全に消化されずに消化不良の状態になると、腸内の細菌や
バクテリアなどが増え、有害物質の発生に伴い炎症が起きて疾病や機能障害
などが起こりやすくなります。


では、大豆に関係する食品は食べないほうがよいのでしょうか?
そんなことはありません。

それは納豆や味噌といった発酵食品です。
なぜなら、大豆に含まれる生物毒や酵素阻害物質は
発酵の過程で分解されてなくなる
からです。
さらに発酵食品には「酵素」が豊富に含まれているため、
積極的に摂取することをおすすめします。



また果物の種にも酵素阻害物質が含まれています。

例えばイチゴやキウイ、バナナなどの取り除けない
細かく柔らかい種の場合はそのまま召し上がってもいい
のですが、スイカやメロンなどの大きく硬い種の場合は
取り除いて食べないようにするとよい
でしょう。

消化不良の原因  ⑤動物性食品の多い食事と食物繊維の少ない食事 ~植物性食品の多い食事を心掛けましょう~

今回は食事の内容についての話です。
内容自体は以前の記事とかぶることがありますが、大事なことなのでまた書いていきます。

動物性食品とは動物由来の食品のことであり、肉や魚、卵や乳製品などのものを言います。
それに対して植物性食品とは植物由来の食品のことであり、穀類・芋・豆・野菜・果物・
キノコ・海藻類などのものをいいます。

そして、一般的に動物性食品は植物性食品に比べて「消化」に
時間がかかるため、消化器官に負担がかかりやすくなります。

さらに動物性食品の多くは加熱された状態の食べ物です。
加熱により食材は食べやすくはなりますが、食材に含まれる
「酵素」は加熱により失活してしまうので食材自身の自己消化
が行われなくなります。

すると、食べ物の消化には人間の消化器官が全て行わなければ
ならなくなります。
身体にとって消化活動というものはとても負担のかかることであり、
食べ物の消化には体内酵素である「消化酵素」を使います。
                 この「消化酵素」ともう一つの体内酵素である「代謝酵素」の
                   バランスが悪いと消化不良にとどまらず、身体に様々な不調を
                                                   きたしてしまいます。

                                                  ◎関連記事はこちら→[体内酵素のバランスについてはこちら]


そのような状態にならないためには、植物性食品を摂るようにすると
良いでしょう。
特に酵素が含まれる「生」の食材を摂り入れることが大事です。
食材に含まれる「食物酵素」の自己消化により、人間の消化活動の
負担が軽減されるため「消化」が十分に行われ、消化不良という状態
になりにくくなります。
また植物性食品には食物繊維が豊富に含まれ、腸内をきれいにして
くれる作用があり、これも消化不良を引き起こさないようにしてくれます。
                                                  ◎関連記事はこちら→[生きた酵素についてはこちら]



なお、ここで間違えないでほしいことは動物性食品を摂ってはいけないということ
ではなく、必要以上に摂らないということです。

つまり大事なことは食事のバランスということです。
消化に負担のかかる動物性食品ばかり食べていると当然のことながら消化活動に
限界がきてしまうので、消化活動を助けるために植物性食品を摂る必要があるのです。
また現代人の食事は「消化」という点では食べ過ぎの傾向にあります。
消化器官に負担をかけすぎないためには、食事のバランスに気を付けながら
食べる量も腹八分に抑えるとなお良いでしょう。
時には半断食などで消化器官を休ませることも大事なことです。

 関連記事はこちら→[半断食で内臓を休ませるについてはこちら]
          [消化酵素の使い方で健康が左右されるについてはこちら]



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