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食べ過ぎと血液の関係とは? 

今回は「血液」についての話をして書いていきます。



まず、私たちの身体には無数の血管が張りめぐらされており、
心臓が鼓動することで血液を全身の毛細血管に運んでいます。

そして、この毛細血管の先にあるものが組織や器官、筋肉や神経などの
材料となっている細胞であり、血液の役割は腸から吸収した栄養素や
肺から取り込んだ酸素を身体中の細胞1つ1つに送り届けることにあります。


また、細胞に栄養素や酸素を送り届けるだけでなく、細胞内で生じた
老廃物や二酸化炭素などを受け取って体外に排出させる役割もあります。




血液の成分は赤血球や血小板、白血球や血漿
などがあり、上記のような役割を担っているのは
赤血球
であり、血小板は血管の損傷部位に
血栓を作り、止血する働きを担います。


そして白血球ですが、こちらは細菌やその他の異物
などから身を守るための防衛の役割を果たします。

免疫に関係することから、身体の機能維持に
欠かせない働きをします。





例えば、血液を顕微鏡で見てみると、赤血球と赤血球の間には
様々な細菌や食片(食べ物の断片)がうごめいており、このような
異物を処理することは白血球の働きの1つです。

しかし、食べ過ぎてしまうと血液中に食片が増えてしまい、白血球は
栄養処理にかかりきりとなってしまうため、本来行うはずの細菌からの
防衛にまで手が回らなくなってしまいます。

すると、細菌たちの活動は野放しの状態となり、結果として免疫力が
低下してしまうというわけなのです。


つまり、食べ過ぎは白血球の働きに対して大きな影響を及ぼし、
病を引き起こしやすくなります。


また食べ過ぎてしまう事で、血液中のコレステロールが酸化して動脈硬化
のリスクが高まったり、血栓ができやすくなることから脳梗塞や心筋梗塞
などのリスクも高まります。









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石鹸やシャンプーは使いすぎに注意。 ~皮脂を守ろう~

今回は身体の皮脂について少し書いていきたいと思います。





「皮脂」とは皮膚の皮脂腺から分泌される脂分であり、
皮膚全体を薄い膜状で覆うことにより、皮膚組織の水分
が蒸発しないように保護・保湿する役割を果たしています。


簡単に言ってしまうと、皮脂は乾燥から身体を守るバリアー
の役割を果たしています。






◎さて、皆さんは入浴の際に石鹸やシャンプーは使いますか?

ほとんどの方は使うと思われます。

身体の汚れを落として清潔にするという意味では問題
ありませんが、石鹸やシャンプーで身体をゴシゴシと
洗いすぎることはあまり良くありません。


石鹸やシャンプーは皮膚の汚れや脂を取るものですが、
あまり使いすぎると皮脂が少なくなりすぎてしまい、
皮膚がカサカサになってしまいます。



先ほども言った通り、皮脂は身体の乾燥を守るために
分泌されます。
そのため、顔など肌の露出の多いところには分泌が多く、
服を着ている身体のところなどは露出が少ないので分泌が
少なくなっています。

その少ない脂を石鹸やシャンプーで落とし過ぎてしまうと、
皮膚組織から水分が蒸発しやすくなり、肌が非常に乾燥
してしまうのです。



皮膚が乾燥していると、
カサカサの皮膚の表面に
細菌や
ホコリなどの異物
が付くことで、肌を刺激
して様々な
皮膚のトラブル
が起きやすくなります。



乾燥により湿疹ができやすくなったり、痒みが出るのも、
そうしたことが理由です。

また、皮膚から水分がなくなると血液中の水分も
少なくなり、血流が悪くなります。

血流の悪化は体温低下に繋がるため、乾燥肌の方は
低体温になりがちです。


低体温は身体の免疫力が低下し、様々な病を引き起こす
リスクが高まる危険な状態です。





◎では、どのぐらいの頻度で洗えばよいのでしょうか?

個人差がありますが目安として、皮脂の分泌が多いところは
毎日石鹸で洗っても、そこまで問題ではないですが、皮脂の
分泌が少ないところは1週間に1度ぐらいでも良いと思います。


洗う頻度が高ければ、それだけ皮脂の分泌がなかなか間に
合わなくなり、肌が乾燥しやすくなります。


また、身体の汚れは石鹸やシャンプーなどを使わないと、
不潔に感じる方もいると思います。

しかし、皮膚組織の残骸であるアカは、実は元々自然に
剥がれ落ちるものなので、肌着や下着などのインナーを
こまめに替えていれば、それほど身体にアカは溜まるもの
ではありません。


更年期障害は血流障害? 

今回は「更年期障害」について少し書いていきます。





更年期障害の原因は女性ホルモンの1つであるエストロゲン
の急激な減少と言われています。


このエストロゲンは妊娠や出産といった女性としての働きを
コントロールしているだけではなく、身体全体の調整にも
関与しています。

エストロゲンが減ってしまうことで、ホルモンのバランスが
崩れてしまい、身体は交感神経優位の状態になり、血液循環
の悪化から血流障害が引き起こります。







また、更年期障害は心理的
ストレスによる影響も大きい
ため、
一種のストレス性疾患
とも考えられています。





更年期と呼ばれる時期は子供の独立や親の介護、職場環境の変化
など様々なストレスを抱え込みがちになるため、ストレスと上手く
付き合うことが大切なことです。

ストレスは自律神経のバランスを乱し、身体に冷えを招くことで
様々な不調を引き起こします。


そのため、ストレスによる身体の冷えから身を守ること対策の
1つになります。


また、症状改善のためにストレスの軽減に努めることも大事なことです。




ちなみに更年期障害と聞くと、女性特有の症状に思われがちですが、
性ホルモンは男性でも女性でも加齢により低下するため、男性にも
起こりえます。


また最近では、30代~40代でも女性ホルモンの乱れにより不調が
生じる、「若年性更年期障害」と呼ばれるものもあります。

主な原因としてストレスや生活習慣の乱れなどが考えられているので、
日々のストレス解消や規則正しい生活などを心掛けることが大切です。





{関連記事はこちら}
[病気の始まりはストレスから?]
[交感神経過剰による低体温とは?]
[ストレスとの付き合い方について]


四十肩・五十肩は寝相の問題かもしれない?

今回は、中高年の方に起こりやすい四十肩・五十肩
について書いていきたいと思います。






四十肩・五十肩は肩周辺
に炎症が起こることで、
腫れや痛みが生じます。




その発生原因は、はっきりとは解明されていませんが、
加齢による筋肉や関節の変化によるもの、血流の悪化
によるものなどが原因ではないかと言われています。





では、寝相との関係性は何なのでしょうか?

全ての方が当てはまるというわけではありませんが、
「横向きに眠る」ことが原因の可能性があります。

いつも片側だけ下にして寝てしまっていると、肩の
関節や腕が圧迫されることになります。
この圧迫の影響で血流が悪くなったり、関節の組織に
支障をきたすなどして、腕が上に上がらなくなるのです。

四十肩・五十肩は多くの場合、片側だけに起こると
いうことも、こうした理由からと推測されます。

また、寝ている間に右側を下にしたり左側を下にしたり
することを繰り返す方は、両肩に起こるおそれがあります。




こうした原因の可能性がわかれば、その対処法は自ずと
見えてきます。

その答えは、「仰向けに眠る」ということです。

横向きで眠る習慣がある方にとっては、なかなか難しいとは
思いますが、できる限り仰向けに眠るよう心掛けてみて下さい。




四十肩・五十肩の原因が「血流の悪さ」によるものであれば、
血流の改善をする必要があります。


血流の改善には運動やお風呂などで身体を温めることが大事です。

もちろん酵素風呂も血流の改善に効果大なので、四十肩・五十肩
にお悩みの方はぜひ一度、入酵してみてはいかがでしょうか?



身体の調子は自律神経次第? ~自律神経のバランスが大事~

今回は「自律神経」について書いていきます。




まず初めに私たち人間は恒温動物ゆえ、常に体温調整を
行っています。

例えば、暑い日には身体は汗をかくことで気化熱を放出し、
体温が必要以上に上がらないようにします。
逆に寒い日には肌や血管を収縮させることで、できる限り
熱が外に出ることを防いでいます。

そんな体温コントロールを担っているものが、「自律神経」
なのです。



自律神経とは簡単に言うと、「無意識のうちに体内の様々な
機能の調整を行っている神経」
のことを言います。

その自律神経は「交感神経」「副交感神経」に分けられ、
この2つが交互にバランスよく働くことで、体内環境が保た
れているのです。


◎交感神経:働いているときや運動しているときなど、
      身体が活動時のときに働きます。

◎副交感神経:睡眠やリラックス、食事のときなど、
       身体が休息時のときに働きます。




先ほど説明したように自律神経は、心臓や血管など意識的
に動かすことのできない働きを調整して、血圧や血流など
を支配しています。

血液は全身を巡って、体温を維持するためのエネルギーを
もたらしています。


例えば、食事をすると消化・分解された栄養素が肝臓に
運ばれ、エネルギーに変換されて、血液がそのエネルギー
を全身の細胞に分配するのです。
他にも、運動による熱エネルギーの分配などがあります。



裏を返せば、何かしらの原因により血流が途絶えてしまうと、
血液が身体に十分供給されず、その結果体温が下がってしまう
というわけなのです。


そんな血流が途絶えてしまう原因の1つとして、
「交感神経の緊張」
が挙げられます。

●具体例:睡眠不足でも仕事を続けているという状態。

通常、交感神経が働いた後は副交感神経が働き、
身体はバランスを保ちます。
しかし、上記の状態では副交感神経が働く余裕がないため、
身体は交感神経の緊張状態が続いてしまうのです。

交感神経は血管の収縮作用の働きをするので、
こうした緊張状態では血管が細くなります。
細い血管では流れる血液の量が少なくなるため、
全身の血液循環量が減ることで体温も下がってしまうのです。



すると、常に副交感神経を優位に働かせればよいのではないか?
という疑問が生まれます。

この問いの答えは「NO」です。

確かに副交感神経は血管の拡張作用の働きをするので、
血流が良くなります。
しかし、拡張作用が続くことで血管内の血液はスムーズに
流れなくなり、結果として血液の流れは悪くなってしまいます。



つまり先ほど説明した通り、
交感神経・副交感神経のどちらかに
極度に優位になってしまうことは、
身体のバランスが崩れてしまい、

低体温状態を引き起こし、様々な
病気を招いてしまいます。



しかし、反対に考えてみると交感神経・副交感神経のどちらに
偏ってしまっているのかが分かれば、その偏りを正すことにより、
病気の改善に繋がるというわけです。










{関連記事はこちら}
[自律神経と生活リズムの関係性とは?]
[交感神経過剰による低体温とは?]
[副交感神経過剰による低体温とは?]




アレルギーは快適生活が原因かもしれない? 

今回はアレルギーの原因について書いていきたいと思います。





アレルギーとは広義的な意味で「免疫反応が特定の抗原に対して
過剰に反応することで生体に対し、全体的または局所的な障害を
引き起こす」
ことを言います。



そんなアレルギー疾患には、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎、
アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎、食物アレルギーや
アナフィラキシーなど多様な症状があります。

これらの病気はもともとは子供に多かったのですが、近年では
大人になってから発症する方も多く、問題視されています。




こうしたアレルギー疾患は、身体の免疫システムが乱れてしまう
ことによって引き起こります。

さらに調べてみると、アレルギー疾患の方は白血球の種類の1つで
ある「リンパ球」が多いという傾向にあることがわかりました。

人間の血液には大きく赤血球・白血球・血小板の3つに分けられ、
さらに白血球はリンパ球・顆粒球・マクロファージに大きく分けられます。

そんなリンパ球は副交感神経が優位になると増えますが、増えすぎて
しまうとわずかな異物にも過敏に反応してしまうことでアレルギーを
起こすことになります。



副交感神経は基本的にリラックスしたときなどに優位になります。

そこで現代社会の生活環境を見てみると、エアコンなどで快適に温度管理
された生活や飽食というほどの豊かな食生活、バスや電車などの交通手段
の普及による生活といった生活環境が見えてきます。

確かにこれらの生活環境は我々の生活をより便利にしてくれますが、
副交感神経を優位に働かせ過ぎてしまい、交感神経とのバランスが
乱れてしまいます。

つまり、アレルギー疾患の方が年々増加の傾向にあるのは、こうした
快適生活がアレルギー疾患を助長させている
のだと考えられます。






{関連記事はこちら}
[自律神経の働きについて]

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