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フランス人は高カロリー食でも、心筋梗塞が少ないのはなぜ?

今回は「フランス人は高カロリー食でも、心筋梗塞が少ないのはなぜ?」というテーマです。

 

 

突然ですが、「フレンチ・パラドックス」という言葉をご存知ですか?

 

フランス人はフランス料理のような高カロリーで、高コレステロールのものを食べているのに、心筋梗塞になる人が少ないのです。

それは、フランス人がレスベラトロールを含んだ赤ワインをたくさん飲むからではないかと言われているのです。

 

※レスベラトロール:抗酸化作用で注目されているポリフェノールの一種

 

 

世間で悪者扱いされているコレステロールですが、一方でコレステロールの極端な下げ過ぎは身体に良くないことがわかっています。

 

では、なぜ下げ過ぎが良くないのでしょうか?

 

コレステロールを下げる薬は、コレステロールが作られるのをブロックします。

しかし、それと同時に身体のエネルギーを燃焼させるコエンザイムQ10の生成を抑えてしまうのです。

 

ただでさえ、加齢とともにコエンザイムQ10は不足していきます。

特に心臓において下がっていき、心臓の収縮力を抑えてしまうのです。

コレステロールの下げ過ぎが良くないのは、こうした理由です。

 

コレステロールを下げることは、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞の予防や再発防止に重要ですが、下げ過ぎるとエネルギー不足となるので要注意です。




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

テロメアは寿命の切符 〜命の切符を長くする方法〜

今回は「テロメアは命の切符」というテーマです。

 

 

「細胞分裂の切符」である、テロメアの話です。

テロメアとは、ギリシャ語で『末端(end)』を意味します。

 

テロメアは、ヒトの染色体の先端の部分であり、染色体を保護する役目を持っています。

細胞は分裂するたびに、このテロメアの長さが短くなってしまい、″テロメア切れ″になるとそれ以上分裂できなくなり、死んでしまいます。

 

これは医学誌「The Lancet」に2003年に掲載されたデータで、有名な論文です。

 

それによると、テロメアが長いほど寿命が長いのです。

命の切符テロメアは何もしなければ、加齢に伴い、短くなってしまうことがわかってきています。

この切符の減少をいかに上手に防ぐことができるかが健康長寿のカギになります。

テロメアの長さは現在、採血で簡単に調べられ、次のような特徴もわかってきています。

 

<テロメアの特徴>

①テロメアが長い人は見た目が若々しく、顔のシワが少ない。

②鬱状態やストレスが多い人は、テロメアの短縮が強い。

③テロメアが短い人は動脈硬化が強く、心筋梗塞や突然死などの心臓血管イベント(事故)が多い。

④血中ビタミンD3濃度が高い人は、テロメアが長い。

 

 

人間は、このテロメアを長くする酵素「テロメレース」を持っているのですが、タバコを吸う人はテロメレースの活性が低いことがわかっています。

逆に運動することで、テロメレースの活性を増加させることができることもわかっています。

 

つまり、マイルドな運動をしたり、規則正しい生活習慣をして、栄養過多や激しすぎる運動を控え、活性酸素を防ぐなどのライフスタイルの改善によって、テロメアは長くできるのです。

 

他にも、魚油(EPA)やレスベラトロールもテロメアを長くする作用があります。

レスベラトロールとは、抗酸化作用で注目されるポリフェノールの一種であり、ぶどうの皮の部分や赤ワイン、ピーナッツの薄皮などに含まれています。

 

また、葉酸が不足すると有害な「ホモシステイン」が増え、テロメアが短くなってしまうことがわかっています。




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

ビタミンD3が不足すると、ガンの転移が94%上昇する?

今回は「ビタミンD3が不足すると、ガンの転移が94%上昇する?」というテーマです。
 
 
日本人女性の乳ガンの罹患数は、ガンの中で最も多くなっています。
今や、9人に1人が乳ガンになる時代であり、年間1万人以上が死亡しています。
 
切除については賛否両論ありますが、日本でもピンクリボン運動などで乳ガン予防の動きは広まっており、乳ガン予防に対する意識は高くなってきています。
 
そんな乳ガンに対して、科学的データが出てきている栄養素も報告されています。
その1つが「ビタミンD3」です。
 
血清ビタミンD3が低い人ほど、乳ガンを発祥するリスクが高いことがわかっています。
それだけではなく、ビタミンD3の欠乏は乳ガンの転移や死亡リスクの予想になるという報告です。
 
ビタミンD3が欠乏していた女性は、十分なレベルに達していた女性と比較して、遠位転移(乳ガンが肺や脳など他の臓器に転移)するリスクが94%高く、死亡リスクが73%高いという結果でした。
 
血中のビタミンD3レベルと乳ガンの発症リスクとの関連については、これまでにも報告されていますが、今回の結果で血中ビタミンD3レベルが予後(治療後の経過)にも影響することが示されたことになります。
 
また、乳ガンだけでなく、ビタミンD3濃度が低いと結腸ガンや膵臓ガン、リンパ腫のリスクが高まることがわかっています。



<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

ビタミンD3を補給すれば、インフルエンザにかかりにくい?

今回は「ビタミンD3を補給すれば、インフルエンザにかかりにくい?」というテーマです。

 

 

東京慈恵会医科大学の研究に、インフルエンザ予防に有効であるビタミンとして、注目されている「ビタミンD3」があります。

 

対象者の半数にビタミンD3(30マイクログラム=1200単位)入りカプセルを飲んでもらい、残り半数にビタミンD3が入っていないカプセルを毎日飲んでもらう、という実験を行いました。

 

その結果、ビタミンD3なしの子供は19%がインフルエンザに感染しました。

それに対して、ビタミンD3入りのカプセルを飲んでいたグループではインフルエンザに感染したのは11%とおよそ半分だったのです。

ビタミンD3はカテリシジンという抗ウイルスタンパクを誘導し、インフルエンザウイルスにかかりにくくすることがわかってきました。

 

ビタミンD3は皮膚が紫外線に当たることで、体内で合成できる栄養素です。

そのため、ビタミンD3の血中濃度は夏に高く、冬に低い傾向があります。

つまり、冬に風邪をひきやすくなる原因の1つは、日光が弱くなるためにビタミンD3が不足し、免疫力が低下するためだと考えられています。

 

なので、冬になる前にビタミンD3を摂取することで、風邪やインフルエンザにかかりにくくすることができます。

 

また、ビタミンD3には抗ガン効果もあります。

ビタミンD3の血中濃度を1ミリリットル当たり30ナノグラムに維持すれば、大腸ガンや乳ガンなどのリスクを3050%減らすことができ、1日当たり25マイクログラムのビタミンD3補充で、大腸ガンや乳ガン、前立腺ガンのリスクを50%軽減できると報告されています。

 

そして、骨折リスクもビタミンD3服用により下がり認知症の予防にも重要であることがわかってきています。

 




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

1日15分の運動でガンは予防できる?

今回は「115分の運動でガンは予防できる?」というテーマです。

 

 

ガン予防の視点からのお話です。

毎日5km走らせたマウスと、5km未満のマウスでは明らかにたくさん運動したマウスの方が、前立腺ガンの芽が減ったという論文があります。

 

さて、人ではどうでしょうか?

 

前立腺ガンの腫瘍マーカー(ガンが生み出す特徴的な物質)であるPSAの値が高く、前立腺ガンのガンの芽(前ガン病変)を持った人、つまり前立腺ガンになりかかっている人、93人に対しての研究です。

 

93人の内、何も生活を改善しなかった人49人中13(27%)が前立腺ガンの治療が必要になってしまいました。

 

それに対して、抗酸化ビタミンを補給し、ストレスマネージャー(1回電話相談をして、ストレスを軽減させた)を行い、115分間の歩行をした人は44人中2(5%)しか治療する必要がなくなり、ガンが進行せずに済んだという有名な研究です。

 

生活を変えなかった人はアウトですが、1日たった15分の運動でも前立腺ガンの進行を抑えることができるという、大変心強い論文です。

 

ここで強調しておきたいことは、ライフスタイルを変えるだけでガンになりかかっている人でも改善の余地があるということです。

 

運動するとSPARC(スパーク)というタンパク質が筋肉から出て、大腸ガンを抑えることがわかっています。

運動不足は大腸ガンの最大のリスク因子であり、運動すれば誰でもガンを減らせる可能性があるのです。




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

夜寝るときは真っ暗にする?

今回は「夜寝るときは真っ暗にする?」というテーマです。

 

 

脳から分泌される「メラトニン」という物質があります。

メラトニンは外が明るい昼間はほとんど分泌されません。

夕方以降、暗くなってくると脳の松果体という場所から分泌量が増えて、覚醒から睡眠へ、身体の状態を切り替える睡眠ホルモンです。

 

そんなメラトニンをサプリメントとして、摂取すると睡眠作用があり、質の良い眠りがえられるのです。

 

通常の物質は口から飲んでも、脳の中には入ってきません。

有害なものが脳に達しないように「血液脳関門」というバリアーがあるからです。

しかし、口から飲んだメラトニンは血液脳関門を通過して脳に達し、眠っている間に記憶を司る脳神経である海馬神経細胞を保護することがわかっています。

 

また、メラトニンを摂取していると脳の細胞のミトコンドリアを保護し、軽度の認知症の進行を抑えることも報告されています。

認知症以外にもメラトニンは骨粗鬆症を軽減することもわかっています。

さらに、メラトニンには活性酸素を消去し、放射線による細胞のダメージを防ぐ作用もあります。

 

このようにとても有用なメラトニンですが、年齢とともに分泌量が下がってきてしまうこともわかっています。

 

では、生体リズムを整える「メラトニンを出す生活習慣」とは何でしょうか?

まず、夜寝る時に明かりを完全に消して、真っ暗にして寝ることです。

明かりがあると、メラトニンは十分に分泌されません。

 

また、メラトニンのもとになるトリプトファンという物質を含んだ食品(牛乳やチーズ、バナナ、納豆など)をよく摂ることも良いでしょう。




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

ガン患者には、風呂に浸からない人が多い?

今回は「ガン患者には、風呂に浸からない人が多い?」というテーマです。

 

 

江田氏によると、ガン診療を行なっていて感じることとして、「ガンにかかる人に、お風呂に浸かる習慣が少ない」ことが挙げられます。

それは、お風呂ではなくシャワー浴の人が多い印象です。

 

シャワー浴では身体を温める効果は低いため、必ずお風呂で身体を温める必要があります。

なぜかと言うと、身体を温めることは抗ガン効果があるからです。

 

しかし、低体温の人が急に高体温の人には変身できません。

なぜなら、人体にはホメオスタシスといって、体温を一定に保つ性質があるからです。

それでも、入浴することで一時的に体温を上げることができます。

 

そこで特にオススメなのが、「酵素風呂」です。

酵素風呂は身体を芯から温めることが出来るので、非常に効果が高いのです。

 

ガン細胞は温度が43度を超えると死滅するため、ガン治療を行っている人はこの温熱療法をおすすめします。(ガンの代替療法の1つです)

 

身体を温めることで「ヒートショックプロテイン」(HSP)というタンパク質が作られます。

HSPは様々なショック(ストレス)によって、細胞のタンパク質が傷ついたとき、それを修復したり、免疫力を高めたりする、重要な役割を果たしています。


<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

ビタミンは「栄養素」ではなく「抗酸化薬」としての考え方

今回は「ビタミンは栄養素ではなく、抗酸化薬としての考え方」というテーマです。
 
 
ビタミンが発見されてから100年以上が経ちました。
そして、ビタミンに対する考え方もだいぶ変わってきています。
これまで、ビタミンと言えば「栄養素」としての捉え方でした。
 
この飽食の時代にあっては、栄養素が不足することはないという考え方があります。
ですから、ビタミンは食事が摂れていれば補う必要がないと考えられてきたのです。
 
しかし、現代においてビタミンは「栄養素」として補うものではなく、身体を酸化から守る「抗酸化薬」として摂るという考え方に変わってきています。
 
人間は酸素を吸ってエネルギーを作っています。
このエネルギーを作る過程で「活性酸素」という細胞毒を作ってしまうのです。
この活性酸素は遺伝子を傷つけ、細胞を老化させてガン化をもたらします。
身体のほとんどの病気に、この活性酸素が関係しています。

 
ビタミンを抗酸化薬として摂るという考え方は、不足するから補うのではなく、身体を「活性酸素」というサビから守る抗酸化物質として多めに摂って、細胞や遺伝子を守ろうという考え方です。



<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

悪夢を見る人は、ビタミンB6が欠乏している?

今回は「悪夢を見る人は、ビタミンB6が欠乏している?」というテーマです。

 

 

悪夢を見る原因として、ビタミンB6欠乏であることがわかっています。

 

ビタミンB6が不足すると、セロトニンやドーパミン、ギャバといった精神安定に必要な脳内物質が根こそぎ作られなくなるので、不安感が強くなるのです。

 

ビタミンB6は、ニンニクや玄米、牛や豚や鶏のレバー、赤身の魚、ひまわりの種やピーナッツなどの種実類に多く含まれます。

夏はビタミンB群のような水溶性ビタミンは、汗とともに失われがちです。

そのため、しっかり意識して摂るように心掛けましょう。

 

 

話は少し変わりますが、ビタミンやミネラルの知識は非常に重要です。

 

例えば、ビタミンB2はダイエットの味方と言われています。

ダイエットは身体の脂肪を燃やし、脂肪の代謝を高めることがカギですが、この代謝を回転させるのがビタミンB2なのです。

また、ビタミンB2は動脈硬化を防ぐ効果もあるので、積極的に摂りましょう。

 

ビタミンB2の多い食品は鯖、ししゃも、鰆、鰻、シジミ、納豆、チーズ、牛乳、卵、レバー、ほうれん草などです。




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

筋トレは身体に悪い?

今回は「筋トレは身体に悪い?」というテーマです。

 

 

筋トレすると、動脈硬化が悪化して、血管が硬くなるというデータがあります。(独立行政法人国立健康・栄養研究所健康増進研究部部長の宮地元彦氏によるデータ)

このデータによると、数ヶ月の筋トレが14.3%も動脈の硬さを増加させることが示されています。

 

つまり、筋トレで動脈硬化が進んでしまうということなのです。

言い換えると、激しい運動はかえって身体に良くないとも言えるでしょう。

 

勘違いしないでもらいたいことは、筋トレ自体が悪いことではなく、運動するならば運動の強度を落としたマイルドな運動が望ましいと言えます。

また、筋トレをするならば単に筋トレのみ行うのではなく、有酸素運動と組み合わせたトレーニングを行うと良いでしょう。

 

なお、筋トレによる動脈硬化を予防するためには、筋トレをした後にクーリングダウンやストレッチをすると血管が硬くならないことがわかっています。


<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

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